ブロンフマン+ゲルギエフの、ラフマニノフ、ピアノ協奏曲第三番(動画)

ラフマニノフのピアノ協奏曲第三番。ピアノはブロンフマン、指揮はゲルギエフウィーン・フィルサントリーホールにおけるライブ録音。rokaz さんのところで聴き始めたら、結局全部聴いてしまった。古典的名演。rokaz さんのところとはちがう動画でどうぞ(演奏は同じです)。

ブロンフマンは特に強奏の迫力がある。弱音はリリカル。全体的に、端正な演奏だ。テンポは速めで、演奏時間も四十分を切っている。個人的にはこの曲は、もっともっと崩して、ロマンティックに弾いてあるのが好みだが。録音のバランスのせいか、ピアノのパートがとてもくっきりと聞こえる。逆に云うとオケがちょっと主張不足で、目立たない。ゲルギエフは不可はないが、自分にはそれ以上のアピールは感じない。ちなみにこの曲の個人的な好みは、ホロヴィッツ盤か、アルゲリッチ盤(しかし、ラフマニノフ本人の演奏は、いい演奏ではあるのだが、どうしてああもそっけないのか)。まあいろいろ書いたけれど、いい演奏なんですよ。