マンドル、ショー『場の量子論(1)量子電磁力学』/岡倉天心『茶の本/日本の目覚め/東洋の理想』/串田孫一『古典との対話』

日曜日。雨。
十時間くらい寝る。
きゃりーぱみゅぱみゅを聴く。夾雑物のない打ち込みの音楽は、ちょっとどこへ連れて行かれるかわからないな。今は、これが普通なのだよね。この音楽は、声以外にアコースティックな部分って、あるのだろうか。


F・マンドルとG・ショーの共著『場の量子論 第一巻 量子電磁力学』にざっと目を通す。なかなかわかりやすい。この巻はQED
場の量子論〈第1巻〉量子電磁力学

場の量子論〈第1巻〉量子電磁力学

  • 作者: F.マンドル,G.ショー,Franz Mandl,Graham Shaw,樺沢宇紀
  • 出版社/メーカー: 丸善プラネット
  • 発売日: 2011/05/01
  • メディア: 単行本
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岡倉天心茶の本/日本の目覚め/東洋の理想』読了。附「東洋の目覚め」。これが天心の全著作である。西洋の理解に相当のバイアスがかかっているが、当時日本(東洋)が西洋文明の強大な圧迫の下にあったことを思えば、首肯できなくはない。我々の問題としては、我々の東洋の理解がここから大きく後退してしまっていることだろう。しかし、「東洋の目覚め」(未定稿)の武張った主張には驚かされる。解決は「剣」によるのみだと云うのだ。歴史は結局そうなったのだが、これがよかったとか悪かったとかは、いずれも今でも云えまい。
茶の本 日本の目覚め 東洋の理想―岡倉天心コレクション (ちくま学芸文庫)

茶の本 日本の目覚め 東洋の理想―岡倉天心コレクション (ちくま学芸文庫)

串田孫一『古典との対話』読了。平易な文章で、中学生でも読めるのではないか。本書に論じられている古典は、だいたい学生の時に読んだが、せめて高校生の頃までに読んでおければよかったと思う。