晴。
「恵那」にて昼食。暖かくなってきたので、ざる蕎麦にした。
#
図書館から借りてきた、串田孫一『覚めて見た夢』読了。散文詩集と云ってもいいかも知れない。花だの虫だの樹だの雪だの。
- 作者: 串田孫一
- 出版社/メーカー: 文京書房
- 発売日: 1990/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 作者: 吉川圭二
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 1991/05/01
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
- 作者: 鬼海弘雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2014/03/10
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (8件) を見る
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第一番、幻想曲K.397、ピアノ・ソナタ第二番、ロンドK.485(ラローチャ)。見事な演奏。K.485の魅力発見。
- アーティスト: W.A. Mozart,Alicia de Larrocha
- 出版社/メーカー: RCA
- 発売日: 1992/10/16
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
山形浩生氏の書評ブログを読んでいたら、円城塔氏の書評に言及してあっておもしろかった。山形氏は「ぼくが何かを断言したところで、それが本当だということにはならない」と書いておられるけれど、円城氏が言いたいのは、山形氏の断言するところが正しかろうが間違っていようが(つまり「真偽」の問題ではなく)、山形氏はそれを自分の意志で書いていると思っているだけで、じつは何かに(例えば化学反応に)「操られている」(?)のではないか、とつまりそういうことのような気がする。これはまさしくデリダで、ポストモダン嫌いな山形氏が、そうした考え方を馬鹿馬鹿しいと思う(ちなみに自分もある意味そう思う。「主体」が仮に存在しなくても、それが「仮構」されなければ倫理ははあり得ない)のはよくわかる。まあ、自分はパワーズも何も読んではいないのですが。ところで、「何かに操られている」だけれど、初期の神林長平の作品のテーマはすべてこれだよね。懐かしいなあ。もう自分はSFは読まなくなってしまったが。