こともなし

晴。
仕事の合間に仮眠を取ろうと思ったのだが、疲れすぎていて眠れなかった。しかし、しばしの休息。
風呂に入っていたとき浮かんできたメロディを反芻しているうち、ショパンスケルツォ第四番の中間部だと気づく。寝る前にポリーニの演奏でひさしぶりに聴いてみた。明晰。この演奏で聴いてみると、この曲は意外と散漫な構成だ。中間部も過不足無く弾かれているが、もっと、破綻しそうなくらいロマンティックな演奏も聴いてみたくなる。たまたま、モイセイヴィチの同曲の録音もあったので聴いてみたが、ポリーニに比べると、モイセイヴィチでもどこか粗く聞こえてしまう。しかし、中間部はポリーニより歌っていて、なかなかいい。これはこれで主張のある演奏だ。まあ、アプローチはどちらかというと実は、ポリーニとよく似ているのではあるが。

ショパン: 4つのスケルツォ

ショパン: 4つのスケルツォ

Great Pianists of 20th.C

Great Pianists of 20th.C