「すばる」6月号・中沢新一「日本の大転換(上)」

日曜日。晴。
カルコス。

「すばる」6月号を買う。中沢新一の「日本の大転換(上)」が読みたかった。原発以前のエネルギーは、すべて電子の「媒介」による化学反応であるが、原子核反応は「無媒介」に原子核のエネルギーを取り出す。その意味でも、太陽圏的な原子核エネルギーは、相互媒介的な生態圏の仕組みとは、大いに異質である。(それが一神教的であることが指摘される。)そのようなものが、媒介を断ち切って「無縁」の場をつくりだし、「社会」を破壊する資本主義システムの中に組み込まれているというパラドックスを解決しない限り、日本は衰退するだろう。――こんな感じだろうか。早く続きが読みたくて仕方がない。
 吉田秀和さんの「思い出の中の友達たち」も読む。長谷川四郎の話。

すばる 2011年 06月号 [雑誌]

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