荒川洋治『詩とことば』/町田康『爆発道祖神』/細川俊夫のフルート作品集

日曜日。晴。
カルコス。「レコード芸術」誌七月号に、吉田秀和氏の連載の遺稿が載っているのを立ち読み。本当にこれが最後なのだ。追悼記事も読む。しんみりしてしまった。よほど雑誌を買おうかと思ったが、やめておく。
岩波文庫の新刊のコルタサルはなかった。
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荒川洋治『詩とことば』読了。こういう本もいいけれど、詩集そのものをもっと文庫本で出してくれないかな。これだけ文庫本が出ているのだから。売れないですか？　まあ、現代詩文庫があるか。

詩とことば (岩波現代文庫)

町田康『爆発道祖神』読了。著者自身の撮った写真による、全72話のフォト・ストーリーである。十年前の本だから、文庫化としては遅い方ではないか。話はいつもの、身辺雑記風のふざけたフィクションで、今から見るとマンネリ感は否めないが、それでもところどころで笑える。それに、写真も町田康的で、なかなか魅力的だ。ちょっと真似がしたくなる。

爆発道祖神 (角川文庫)

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ナクソス・レーベルの細川俊夫のフルート作品集を聴く。フルートはビャルナソン。まるで尺八による演奏のような音楽になっている。意図的にノイジーだ。細川俊夫は初めて聴くが、このディスク、曲も演奏もよい出来である。現代音楽らしい現代音楽であり、正しい道を選んでおられるなと思う。現代音楽が好きな人にはお薦めできるのではなかろうか。

細川俊夫:フルート作品集

ファンキーモンキーベイビーズを聴いてみる。

ファンキーモンキーベイビーズ2