晴。
カルコス。
「すばる」8月号の、中沢新一「太陽と緑の経済」を読む。経済を、交換による閉じた同質性からなる「第一種」のものと、キアスム構造をもつ、異質なものを取り入れてくる「第二種」のものとに分け、それらの結合によって新たな経済システムを創造するというヴィジョンを語っている。いかにも著者らしいし、これは希望の原理になるかもしれないのだが、一方で強く反発されるような気もする。「太陽エネルギーと農業? 新しくないじゃん」という感じで。しかし、太陽からの「贈与」を受ける第一次産業の重視は、いかに陳腐に見えても、考えなくてはならないことではないか。
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