モブ・ノリオ『介護入門』/シューマンの室内楽

また雨。
とりあえず、ファンキーモンキーベイビーズを聴いてみる。特に感心するところもなし。

ファンキーモンキーベイビーズ

ファンキーモンキーベイビーズ

モブ・ノリオ『介護入門』読了。これはいい。モブは一発屋かもしれないが、たとえそうだとしても、構わないではないか。文庫解説は筒井康隆
介護入門 (文春文庫)

介護入門 (文春文庫)


シューマン室内楽を聴く。
 グールドのピアノとジュリアードSQの、ピアノ四重奏曲。グールドとジュリアードSQはタイプがまったく異なり、ミスマッチになってもおかしくないが、逆に緊張感が出て、テンションの高い演奏になっている。この演奏を聴いていると、このピアノ四重奏曲は、シューマン室内楽の中でももっとも魅力的なものだとわかる。
 フェラスのヴァイオリンとバルビゼのピアノによる、ヴァイオリン・ソナタ第二番。第一番ほどこのデュオに合っていないが(だから、クレーメルアルゲリッチの演奏が思い出されてしまう)、それでもしっかり聞かせる。三つのロマンスop.94はオーボエで演奏されるべき曲だけれども、ヴァイオリンで弾いても違和感はない。この曲はそれほど有名なものではないかもしれないが、傑作なので、もっと演奏されても(CDが出されても)いいと思う。