こともなし

晴。寒くなった。この冬初めてコートを着る。
音楽を聴く。■シューマン:ピアノ四重奏曲op.47(ラビノヴィチ、シュヴァルツベルク、今井信子マイスキー)。まず、ラビノヴィチのピアノの美しい音に惹きつけられる。名手たちの弦も、潤いがあって、この曲にぴったりだ。この曲は名曲なのだが、例えば同じ作曲者のピアノ五重奏曲に比べ、演奏される機会は少ないような気がする。録音もなかなかむずかしくて、満足できるのは、個人的にはグールドとジュリアードSQのそれくらいだったが、この演奏もこれからは選択肢に入ることになりそうだ。現代的な演奏で、ただテンポは割と動かしている。どの楽章もいいが、特に第三楽章をこれほど歌った演奏は他にないだろう。室内楽の名演と云っていい。

Schumann: 200th Anniversary-Chamber Music

Schumann: 200th Anniversary-Chamber Music

図書館。

前野昌弘『よくわかる解析力学』を読む。ブログ「とね日記」(参照)で紹介されていた本で、じつに面白い。僕のようにあまり賢くない独習者でも、ちゃんと読めばわかるのだ。これからも、ちびちびとじっくり読んでいくつもりである。