岩波文庫の秋の一括重版/クルーグマン『自己組織化の経済学』

晴。
自由書房EX高島屋店。岩波文庫の秋の一括重版のラインナップがシブい。欲しいのがいっぱいあったが、涙をのんで搾る。まず、『建礼門院右京大夫集』(isbn:4003002512)は持っていなかったので購入。マリー・ド・フランスの『十二の恋の物語』(isbn:4003258215)は、訳文をちらりと見て即購入。『崋山・長英論集』は悩んで止めたが、後悔しているので、つぎ行ってあれば買うだろう。
 哲学書のコーナーも、以前このブログで腐したが、最近は実に充実してきた。ハンス・ヨーナスの新刊(isbn:9784588009242)があったのには驚く(岐阜で一番の本屋なのだから、当り前といいたいところだが、しかし立派)。アマゾンで既に買ってしまっていたが、折角だから、地元の本屋に貢献してあげられれば良かった。で、代りに(?)理系の単行本を買う。

ポール・クルーグマン『自己組織化の経済学』読了。ノーベル賞受賞者だから当然といわれるかも知れないが、著者は本当に優秀だな。複雑系まで使いこなすとは。語りがまたわかりやすい。(数式の部分までは分りませんでした。しかし、経済学も勉強したいとは思うのだが。)訳文も明解。

自己組織化の経済学―経済秩序はいかに創発するか (ちくま学芸文庫)

自己組織化の経済学―経済秩序はいかに創発するか (ちくま学芸文庫)