こともなし

日曜日。晴。

午前中は甥っ子の勉強を見る。

妹一家来る。昼食は珈琲工房ひぐち北一色店にて。勉強を見ている甥っ子の成績がなかなかよかったそう。やっぱり努力は裏切らないというのは、いえるのだよなあ。ちなみにもう春休みの宿題は終えていたので、今日は勉強をしにこないのかなと思っていたのだが、来て頑張ってやっていった。多少やる気と自信が出てきているのは感じる。それにしても、何かと勉強ができるかどうかばかり重要視される世の中だから、もう少しいろんな道があるとよいと思うのだけれど、とりあえず個人としては仕方がないよね。

ドラッグストア。老母用の高カロリー飲料など購入する。
妹一家帰る。

ゆたさんからツイッターDM。楽しそうなことになってきた。

NHK-BSプレミアム「坂本龍一:被災地をつなぐオーケストラ」

晴。

自分など存在しないし、自分しか存在しない。しかし未熟なわたしは、その中間に揺曳する。

午前中は少し家事をしただけで、あとはずっとごろごろしていた。自分の役割もすっかり忘れていた。

老母が仏花を拵えたので、お墓に立ててくる。お彼岸なのでね。

ドラッグストアまで散歩。


 
武満徹対談集を読む。

夕飯にロールキャベツを作る。これも自分だけでは無理だなあ。あと、里芋の味噌田楽。どれもおいしゅうございました。

昨日何の気なしに「島宇宙」という言葉を使ったが、よく考えてみたら、いまは個人と社会がネットを通じて直接繋がってしまう時代である。わたしなども典型的にそうで、中間的な共同体の力は弱まるばかりだ。そう思うと、「島宇宙」というのは決して悪いことはないし、意外と先進的な試みなのかも知れない。思えば、わたしは(学校以外の)中間的な共同体に所属したことがほとんどないし、所属を好まなかった点で、いま風に誤っていた(そしていまも誤っている)ように思われる。


 



録画しておいた、NHK-BSプレミアムの「坂本龍一:被災地をつなぐオーケストラ」を観る。東北と熊本のユースオーケストラが、坂本龍一を介して共演するというコンサートの記録だ。坂本龍一のソロや、藤原真理と安達真理とのトリオもある。音楽を途中でぶった切ることなく、一曲を丸ごと聴かせてくれるのもうれしい。坂本の曲が大部分なのだが、坂本の中では「通俗曲」を選んでいるということになるけれど、この「通俗曲」がまたすばらしいのだよね。あるいは「人気曲」といった方がよいかも知れないけれど、名曲「シェルタリング・スカイ」とか聴いていて泣きそうになりましたよ。最後、全員でやった「ETUDE」は、カッコよすぎてたまらなかった。『音楽図鑑』、どれくらい聴いたことか。
しかし、坂本さんはおじいさんになってほんといい顔になったなあ。こんな顔をしている老人は、いま滅多に見ないよねえ。

なんだ、この番組、あと数時間後に再放送するのか。真夜中かあ、残念だなあ。

坂本さんはいろんなことをやってきたけれど、やはり「タケミツ・トーン」ならぬ「サカモト・トーン」のようなものはあるね。ああ、「教授」の曲だなあと思えるようなところを感じる、うまくいえないけれど。(PM23:27)
それから、番組冒頭の「Andata」(アルバム『async』に収録)がとてもすばらしい。メランコリックで、祈りのような曲。

こともなし

祝日(春分の日)。晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのトッカータ ハ短調 BWV911、ホ短調 BWV914 で、チェンバロ鈴木雅明NMLCD)。■ベートーヴェン交響曲第三番 op.55 「英雄」で、指揮は久石譲、ナガノ・チェンバー・オーケストラ(NMLCD)。何というフレッシュな演奏だろう! したたかに感心させられた。聴いていて、わたしにとってベートーヴェンとは、ラズモフスキー弦楽四重奏曲やこのエロイカ交響曲を書いた人なのだなあと、つくづく思った。■シューマンピアノ三重奏曲第二番 op.80 で、演奏はフェニックス・ピアノ三重奏団(NML)。

Leipzig Circle

Leipzig Circle

 
少し元気になってきたら老父がちっとも動いてくれなくなったといって、老母が嘆いてござる(笑)。そんなものだなあ。

曇。スーパー。

昼食に焼きそばを食った。うまかった。

一時間半ほどごろごろ。

県図書館はコロナウイルス禍で長期休館中なのであるが、予約が入っている本があるので返却せよという電話がかかってくる。しかたがないので、往復一時間あまりかけて県図書館へ。新しい本は借りられないが、(予約の入っていない本は)借り直しはできるというのでそうする。どうやら、インターネット予約を使えば実質的に借りられるらしいが、ちょっと行くのが大変なのだよなあ。まあ、しようがない、しばらくおとなしくしていようか。


創元社という、大阪の出版社の『本の虫の本』落掌。夕方、ごろごろしながら読み始める。書物の世界に人を奪還しようという試みのひとつなのかも知れない。わたしはこういうのは好きなのであるが、こういう人たちはどこか閉じた高貴なインナー・サークルのようにも見える。わたしなどには敷居が高いのもまた事実だ。あるいは、いまたくさんある「島宇宙」のひとつのようでもある。よかれ悪しかれ、これもまた現代だ。もちろんこれは、批判ではない。「本の虫」ではない、孤立したひとりの人間の無責任なつぶやきにすぎない。というか、わたしごときがこんなイジワルなことを言って何の意味があるのか。クズである。

本の虫の本

本の虫の本

 
AtCoder の過去問を解く。

ミラン・クンデラ『邂逅』

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのトッカータ ニ短調 BWV913、ト長調 BWV916 で、チェンバロ鈴木雅明NMLCD)。■ベートーヴェンピアノ三重奏曲第六番 op.70-2 で、演奏はシトコヴェツキー・トリオ(NMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第十五番 op.28 で、ピアノはヤン・ジンジェ(NML)。

Beethoven: Piano Sonatas

Beethoven: Piano Sonatas

  • 発売日: 2020/03/06
  • メディア: MP3 ダウンロード
シュトックハウゼンピアノ曲 I ~ IV で、ピアノはデイヴィッド・チューダー(NML)。 
家事。いまは少しやるだけ。


昼からスーパー。そのついでに散歩する。暑くなってきたので、上着を脱いで歩いた。もう歩くのによい季節もおしまいかな。




セグロセキレイ。きれいな声で囀っていた。



白山神社

陸軍墓地の桜。

国道156号で、右奥が金華山。上にちょこんと稲葉山城岐阜城)が載っている。


ミラン・クンデラ『邂逅』読了。副題「クンデラ文学・芸術論集」。

中沢新一&山極寿一『未来のルーシー』

晴。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴァイオリン・ソナタ イ長調 BWV Anh.II 153 で、ヴァイオリンはラインハルト・ゲーベル、チェロはヤープ・テル・リンデン、チェンバロはロバート・ヒルNMLCD)。■バッハのトッカータ ト短調 BWV915 で、チェンバロ鈴木雅明NML)。

ベートーヴェンピアノ三重奏曲第三番 op.1-3 で、演奏はシトコヴェツキー・トリオ(NML)。
Piano Trios 1

Piano Trios 1

シューベルト即興曲集 op.90 D899 で、ピアノはイリーナ・チュコフスカヤ(NML)。
Piano Music

Piano Music

 
昼食に老母とハヤシライスを作る。うまかった。

ローソン各務原西那加店に車を駐めておいて、那加の町を散歩。








 

ウチの夏みかんで、老母とマーマレードを作る。これが、買ってきたメーカー品よりおいしいのだ。
 
夕飯はタラの芽、蕗の薹、ささみの天ぷら。分葱(ワケギ)のツナ味噌和え。さすがに天ぷらは自分ではできないな。今日も春の味。


中沢新一と山極寿一との対談集『未来のルーシー』読了。これはとてつもない本だ。未来に繋がっている。わたしももっともっと勉強しないと。
しかし、こういう本を読んでいると、つい自分のことを考えてしまう。わたしには何が足りなかったのか。いや、足りなかったものなどいくらでもあるが、それでも大きかったのは、本以外に「師」がいなかったことだろう。それゆえ、「経験」というものがなかった。たくさん本を読んで、足りない能力で、少しづつ自分の足で歩いていくしかなかった。もはやわたしに残された時間がどれだけあるのかわからないが、随分無駄をやってきて、なかなか先へ進めなかったと思う。こんなので何ができるのかと思うが、それでもまあ諦めないで、この先やっていけるだろうか。

未来のルーシー ―人類史のその先へ―

未来のルーシー ―人類史のその先へ―

こともなし

晴。

老母が家事をどんどんやってくれるので、わたしはだいぶ楽をしている。
肉屋。スーパー。

NML で音楽を聴く。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十四番 op.78 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。

日差しは暖かい。三井山公園に車を駐めておいて、40分あまり散歩。
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(これはウチ。)
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三井山公園。
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木瓜(ぼけ)。
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御井池。
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稲羽の春日神社。

カルコス。ひさしぶりだなあ。文庫本を何冊か買う。
イオンモールの「恵那 銀の森」にてアップルパイを購入。


武満徹対談集を読み始める。まずは吉田秀和さんとの対話。おもしろいといえばおもしろいし、既に古びているといえば古びている。いまではだいぶ事情がちがうなと思った。

 
早寝。

こともなし

曇。
早起き。

NML で音楽を聴く。■バッハのヴァイオリン・ソナタ ハ短調 BWV1024 で、ヴァイオリンはラインハルト・ゲーベル、チェロはヤープ・テル・リンデン、チェンバロはロバート・ヒルNMLCD)。■ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第二十三番 op.57 で、ピアノはファジル・サイNMLCD)。

家事。

サブ機に入れている BunsenLabs のアップデートがおかしいので頑張って対応していたが、結局ディストリビューションをアップグレードするにはクリーンインストールがいちばんよいということなので、 労力が無駄になってちょっとがっかりしている。

昼食。老母が残り物などでふつうの料理を作ってくれるので、ありがたい。それに今日は、ウチの蕗の薹で蕗味噌を作ってくれた。春の味、大人の味である。
皆んなで家事を分担してやっている。

いろいろ PC を弄る。

夕飯は豚骨スープ鍋。今日はすごく寒いので、鍋は体が温まる。老母の入院時に散々やった鍋料理だが、三人で食べればまたちがった感じ。

あら、家事で指があかぎれたな。