PC 三昧

日曜日。晴。


バッハのパルティータ第二番 BWV826 で、ピアノはマルタ・アルゲリッチ。音源はおそらく1979年の正規録音であろう(参照)。天才的だな。70年代というのは一般にはあまり言われない時代であるが、クラシック音楽演奏家に関しては豊饒な時期だったと思う。若いアルゲリッチポリーニ、またグールド、リヒテル。隔世の感がある。


柴田南雄の「コンソート・オブ・オーケストラ」(1973)で、指揮は渡邉暁雄東京都交響楽団。おもしろいやん。何で皆んな柴田先生を聴かないの? 謎。


ベルクの「ヴォツェック」第一幕を観る。指揮はクラウディオ・アバド。英語字幕がありがたい。しかしこれはしんどいオペラ。


4日前Ruby で書いたスクリーンセーバーもどきを動画化してみました。動画化には SimpleScreenRecorder を使いました(参照)。

PC 遊び。

『吉野弘詩集』

晴。


モーツァルトのピアノ・ソナタ第十七番 K.570 で、ピアノはマリア・ジョアン・ピリス


ベートーヴェン弦楽四重奏曲第四番 op.18-4 で、演奏は Cooperstown Quartet。ちょっとおもしろい。


武満徹の「マージナリア」で、指揮は岩城宏之NHK交響楽団。たった13分あまりか。この倍くらいあるといいのに。


ヒンデミット弦楽四重奏曲第一番 op.2 で、演奏は Danish String Quartet

吉野弘詩集』読了。意識的に詩集を入れている文庫はハルキ文庫だけではないか。(現代詩文庫はいわゆる文庫本ではないよね。)吉野弘は初めて読む。一見平凡そうだが、これはなかなか書けない。この人はホントにいい人って感じだな。こういうのをバカにしてはいけない。

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

吉野弘詩集 (ハルキ文庫)

 
昼から仕事。
早寝。

アマルティア・セン『貧困と飢饉』

晴。


モーツァルトのピアノ協奏曲第十三番 K.415 で、演奏はダニエル・バレンボイムバレンボイムはそんなに好きというわけでもないのだけれど、役に立つことが判明した。しばらくは聴くことになると思う。


マーラー交響曲第六番で、指揮はクラウディオ・アバドルツェルン祝祭管弦楽団。目の覚めるような演奏だった。アバドマーラーを聴くというのは人生の主要目的のひとつであろう。まさに84分間、身じろぎもできなかった。なお、この演奏では緩徐楽章の Andante moderato が第二楽章に、スケルツォが第三楽章にくるという演奏順になっている。自分はこの形式で聴くのは初めてだ。この形がマーラーの意図だったともされる(参照)。


アマルティア・セン『貧困と飢饉』読了。お勧め。

貧困と飢饉 (岩波現代文庫)

貧困と飢饉 (岩波現代文庫)

昼から BOOKOFF へ本を売りにいく。ダンボール箱 3箱で 745円でした。内訳は、値段がついたものが文庫101冊、新書40冊、単行本8冊で、すべて 1冊 5円ということ。それから、BOOKOFF のポイントがさらに 37ポイントつきました。まあそんなものなのだな。本の客観的価値というのがわかった気がする。またそのうち売りにいこうと思います。

夕方まで、さらに本の整理。売る本が入ったダンボール箱がまた 1箱できた。なんだかすっきりした気分である。

一宮の BOOKOFF など

晴。
若くてかわいい女の子と結婚する明るくて幸せな夢を見た。知らない女性。願望充足にしたところで、わかりやすすぎではないか。自分の無意識は何を考えているのか。


バッハのパルティータ第三番 BWV827 で、ピアノはエリック・ハイドシェック


ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第九番 op.14-1 で、ピアノはダニエル・バレンボイム


ブラームス交響曲第三番 op.90 で、指揮はダニエル・バレンボイム。まずまずよかった。すごく役に立った。聴いてみるものだな。


ジョルジェ・エネスクの弦楽八重奏曲ハ長調 op.7(1900)。

昼から図書館。


 
いい天気なので、そのままどこかへドライブしてみようと思う。といってもどこも思いつかないので、少し離れたところの BOOKOFF へ行ってみることにする。まずは BOOKOFF PLUS 一宮尾西へ。図書館から川島の「河川環境楽園」の前をとおり、初めて「平成川島橋」というのを渡る。へー、こんな橋があったのか。そのまま多少狭い道をいくと、国道22号の「黒田西石原」交差点に出る。国道に入らずに直進、名鉄黒田駅の横をとおって、イオンモール木曽川の西へ。ひたすら初めての道だ。で、西尾張中央道を南進、「籠屋三丁目」を西に折れてしばらく行くと到着。

BOOKOFF PLUS 一宮尾西は新しくて大きい店舗だ。カーナビにはまだ登録されていない。棚を見始めるとすぐにプログラミング本を発見。ふつう「ブ」には碌なプログラミング本がないので期待などまったくしていなかったが、HaskellOCamlErlang などの関数型プログラミング本の良書が 5冊に、Python 本という収穫である。すばらしい。その他数冊買って満足した。

そのあと、少し南へいって BOOKOFF 一宮妙興寺店へ。ここでは文庫の詩集(茨木のり子吉野弘都筑響一の『夜露死苦現代詩』など)を発掘、さらに10%引きのタイムセールまでやっていてまたまた満足。ひさしぶりに BOOKOFF で色いろ買えたという感じ。

帰りは一宮の県道18号を北へ、そこから国道22号でいつもの道。全部で 3時間、48km くらいドライブしたかな。

ひさしぶりに BOOKOFF へ行ったこともあり、もう読み返さないような本を「ブ」へ売ることにする。色いろ整理して、ダンボール箱 3箱分になった。明日にでも近くの「ブ」へ行くつもり。

サッカーのワールドカップ予選をついテレビで見てしまった。ワールドカップ出場おめでとう! すばらしい試合でしたね。攻撃も守備も見ごたえがあった。サッカーでこれほどスカッとしたゲームを見たのはひさしぶりな気がする。

北星学園での講演 (内田樹の研究室)
まったく仰るとおりでしょうな。日本の大学が終っているのはもう殆ど明白でしょう。でも、皆んなその事実と向き合いたくない。僕は日本の国益とかもうさほど興味がないし、日本の没落にもまたさほど興味がないが、そういうことに興味のある人は真剣に事実を追求した方がいい。日本は既に本当にひどいことになっています。本人に自覚症状はないけれど、命にかかわる病を発症していることがはっきりした段階です。僕は教師に適性のない人間なのでエラそうなことはあまり言いたくないですが、いまの子供たちに期待はできません。なぜなら、親が我々の世代だからです。自分は、もう進んで子供たちに接触したいとはあまり思いません。ムダだからです。というか、非力で情熱もない自分には無理だからです。しかし、内田樹はおこっているなあ。
 
シロクマ先生のブログエントリです。もはや子供は贅沢品であると。あーあ。こんなになっちゃったか。おわっているなあ。

現実に目を背けた逃避の日々。それが自分の生活になりそうである。いや、褒められたものではないので、何とかしないといけないですな。しかし、既に自分の問題としては話が大きくなりすぎている。コツコツとやっていく他ない。

筆坂秀世『日本共産党』

曇。


GTK+ で落書き 11(Ruby) - Camera Obscura
昨日寝る前に作ったスクリーンセーバーもどきが気に入っている。Ruby をインストールされている方は、よろしければどうぞ。初心者でもわかるプログラムだと思います。

夜、仕事。

筆坂秀世日本共産党』読了。10年以上前の本であるが、なかなかおもしろかった。著者は日本共産党の「ナンバー4」まで「上りつめ」た、叩き上げの共産党員であり、2005年に「セクハラ疑惑」で議員辞職、離党した。本書はそののちに書かれたものである。「セクハラ疑惑」に関してはおそらく当人のいうとおり、たいしたことではたぶんなかった。いずれにせよ、意中の男性以外の男性から女性が受けた行為は、すべて「セクハラ」になり得る時代である。それはバカバカしいが、正しいことだという他あるまい。まあそんなこんなで、著者は日本共産党に対し、きわめて率直に語っているといっていいだろう。おそらくゴーストライターの筆になるものではあるまい。ここでは10年前の日本共産党の「実情」が、赤裸々に語られている。本書を読んで、日本共産党は建前ばかりの、ひどく硬直した党にちがいないと思う人がほとんどだろう。実際それは正しいのではないか。しかし、一方で自民党の弱点、民進党の弱点もあるのであり、完璧な党などは存在しない。ただ、本書にはある種の政治の実情が描かれていると思う。それが隠れていないのが、本書のいちばんいいところなのではないかと感じた。幼稚な感想になるが、自分は政治というものが少しづつ見えてくるにつれ、ますます政治の実情が難解なものであると思うようになってきた。まあ何というか、「いい人」では政治はできないのである。しかし、私利私欲にまみれているようでもいけない。理想だけでは政治はやっていけないが、理想を忘れると無用有害な政治家にしかならない。そんなところである。

日本共産党 (新潮新書)

日本共産党 (新潮新書)

アマゾンのレヴューでは本書を読んで共産党は無用であると確信した的なものが見られるが、なかなかどうして、地方議会などを見ているとその共産党ですらマトモというか、共産党の議員がいなければどういうことになるか知れたものではない、とてつもない議員たちの集団なのである。まったく、私利私欲の追求以外に、何をやっているのか皆目わからないといいたいくらい、立派な人たちのようである。世の中は立派な人たちに満ちあふれているものだ。

優雅で感傷的なワルツでも踊るか。ひらら。
 

松浦寿輝『不可能』 / 吉田久一『近現代仏教の歴史』

晴。

午前中、プログラミング。数学の集合をオブジェクトとして扱えないか考えていたが、なかなか難しい。集合というだけでは一般的すぎるのだ。実際、数学での集合の要素は(一応)何でもよい。また、点列や加算無限、非加算無限もある。これらはどうやって表現したらいいのかな。濃度の問題もあるし。

昼から県営プール。夏休みのせいだろう、混んでいた。

図書館から借りてきた、松浦寿輝『不可能』読了。これは肯定的な意味で、よくできた優れたエンターテイメントである。主人公というのが自殺せずに生き延びたとされる老齢の三島由紀夫で、本書では本名の「平岡」でずっと呼ばれる。多少古典的な退屈さはあるが、現代において大時代的な幻想小説を書いてみせるというのはなかなか粋な趣向だ。さらりと一気に読み終えたが、特に第四章で舞台になる、主人公のために伊豆に建てられた「塔」の話は気に入った。シャレオツなエンタメが読みたい方は是非どうぞ。

不可能

不可能

著者にはもっと「高級エンタメ」を書き続けてほしいと思う。なかなかこういうことができる人はいない。優秀極まりないおフランスをやっているよりかは一〇〇倍マシだと思う。


数珠玉。

吉田久一『近現代仏教の歴史』読了。

近現代仏教の歴史 (ちくま学芸文庫)

近現代仏教の歴史 (ちくま学芸文庫)

数学漬けだった半日

曇。
核戦争になる夢を見た。


ベートーヴェン弦楽四重奏曲第二番 op.18-2 で、演奏はパーカーQ。


メンデルスゾーンの弦楽八重奏曲変ホ長調 op.20。


リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30 で、指揮はジュゼッペ・シノーポリ。1998/1/24 東京サントリーホールでのライブ録音。シノーポリリヒャルト・シュトラウスはなるたけ聴きたい。

すべての螺旋的中心を統合する。

昼から米屋。肉屋。スーパー。

図書館から借りてきた、

ルベーグ積分30講 (数学30講シリーズ)

ルベーグ積分30講 (数学30講シリーズ)

を読んでいる。一気に第10講まで読んだ。証明も丁寧にすべて追った。非常におもしろい。とりあえず「測度空間」の手前まできて一休み。(PM5:58)

夕食後、第11講と第12講を読んだ。アルコールが入っているし、手ごわくなってきてなかなか進めない。ボレル集合と等測包がまだしっかりわかっていない感じ。疲れてきたので今日はもうおしまい。(PM11:25)