志賀浩二『線形という構造へ』

雨のち曇。また雨。


バッハのブランデンブルク協奏曲第六番 BWV1051 で、演奏はフライブルク・バロック管弦楽団。これで FBO のブランデンブルク協奏曲をすべて聴き終えた。いまの標準的な演奏だと思う。クオリティは高い。

細野晴臣の『HOSONO HOUSE』を聴く。
これが細野さんの出発点か。もっと早く聴いておくべきだったな。とにかく聴いてよかった。

HOSONO HOUSE

HOSONO HOUSE

 
凛として時雨を聴く。
この人たちに才能があるのは明らかだろう。乾いたサウンドと抒情的ともいえるボーカル、メロディが重なって独特の世界を作っている。この抒情性がキモではないか。ただ、これはマンネリになりやすいのではないかとも思われる。才能などはさっさと使い尽くしてしまって、そこからの展開が聴きたい。いずれにせよ、凛として時雨はまだまだ聴くつもりである。
i'mperfect

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一家帰る。

図書館から借りてきた、志賀浩二『線形という構造へ』にざっと目を通す。後半の第2部「無限次元の線形空間」が刺激的だった。自分の力ではよくわからないところが多かったが、ヒルベルト空間がどうやって誕生したかという話が大雑把に述べられていて、そういうことだったのかと思った。フレードホルムの積分方程式は導入くらいでも理解したいのだが。バナッハ空間というのはヒルベルト空間よりももっと自由度が大きいのだな。

志賀先生のこのシリーズ本、他のもちょっと目を通しておきたいな。