こともなし

晴。雲多し。
 
寝ころがって調子いいなというとき、起きてみると必ずしもそうではないな。
スーパー。五倍ポイントの日で、人が多い。うすピーナとかっぱえびせんを買う。
 
昼。
寝ころがって iPad miniペライアのバッハを聴く(フランス組曲第三番、第四番、第二番、NML)。
 
外気29℃。
米屋。昨年の天候不順やインバウンドの消費によって米が足りず、一家族10kg までという購入制限がかかった。信じられないような話である。あと、後継者不足による農家の減少もあると、わたしはみているが。かつて、NHKスペシャルでやっていたとおりで、そのときから既に外食産業が米を確保するのに走り回っている様子が報道されていた。日本産の米が食えなくなる、という。日本の農業も、既に危機の時代に入っているのだが、どうも(一部以外)危機感が薄いようにも見える。農家・農業蔑視はあいかわらずだしな。
山田太一作「ながらえば」(1982)を観る / 「食料安全保障」という言葉について - オベリスク備忘録
 
帰りに餃子の王将へ寄る。生餃子3人前。
 
伊藤比呂美『森林通信』(2023)を読み始める。伊藤比呂美は原始人である。わたしは右折のできない伊藤比呂美ほどではないが、多少原始人なので、本書は頗るおもしろい。伊藤は日本に犬たちと猫たちを置いたままドイツへ行き、鴎外のことばかり考え、井伏鱒二を読み、森の都ベルリンに驚く。そこは野生が残っているような、森の中に街があるのだが、森の街はじつは人工的に造られたものだというのだ。一方、日本で伊藤の住む熊本は、520本の街路樹を伐り倒す予定であり、既に一部伐採が始まっている。これこそが文明化したという国家・日本のことなのである。
 さて、わたしの住む各務原市にいちょう通りがあり、いちょうが成長してじつに立派な街路樹になったが、哲学のない市長が住民の声を丁寧に聞くようになって以来、黄葉のいちばんよい季節に、葉が業者によって落とされるようになった。もちろん、落ち葉について市民から苦情が出たのであろう。さすがに田舎者の地、これが曇りなく民度をあらわしている。
 

ナス初物。
 
バシュラール『水と夢』の続きを読む。
 
夜。
劇場版 SAOP 『星なき夜のアリア』『冥き夕闇のスケルツォ』をつまみ食いして観る。後者のボス戦のあとのアスナが泣くところで、ついこちらもホロリとさせられてしまう。SAOP、是非続きをやって欲しいんだけれど。めっちゃおもしろいよね。しかし、アインクラッド攻略の最初からカップル成立していて、テレビ版は何だったのかという。まあ、「キリアス」のイチャコラが見たいんで、それでいいんですけれどねー。