食料の世界的な争奪戦

日曜日。晴。
 
NML で音楽を聴く。■グラスの弦楽四重奏曲第五番で、演奏はモリナーリ四重奏団(NML)。

 
BGM として Naxos レーベルのスカルラッティ全集27(セルジオ・ガッロ、NML)を聴く。
いい天気で暖かいので、家の一階南の窓を雑巾で拭き掃除する。
 
 
図書館。予約が入っていた本など、返却する。
コメダ珈琲店各務原那加住吉店にて昼食。いつものトーストサンド+ブレンドコーヒー1160円。
外気19℃、秋のような暖かさで、気持ちがよい。
 
寝ころがって iPad mini でダラダラとベルチャ弦楽四重奏団ベートーヴェン(第一番、NML)を聴く。アルディッティ弦楽四重奏団のベント・セアンセン(「Adieu」「Angels' Music」NML)を聴く。
 

 
昨日に引き続き、NHK+ で「NHKスペシャル 食の“防衛線” 第二回 牛乳・肉・卵 タンパク源を守れるか」を観る。ウチは国産の牛乳、牛肉、乳製品を買っているわけだが、それらは国内における「自給」ではなかったのだな。育てる牛の飼料が、ほぼ 100%外国からの輸入だから。いま、ウクライナ戦争やトウモロコシのバイオエタノール原料化、また世界各国のトウモロコシ飼料の必要の拡大によって、トウモロコシ飼料の価格が世界的に高騰している。それと円安が、大規模化する酪農に対し、致命的になりかねないリスクになっている、ということ。いつまで、大規模酪農家がやっていけるか、見通しははなはだ暗い。
 そうか、牛乳の価格がスーパーで上がっているのは、そういうことか。一時期のバター不足も、それなんだ。
 酪農家も高齢化によって、その数が急速に減っている。それにより、国は酪農の大規模化を残った酪農家に要請した。
 酪農家たちが「使命感」を口にするのが、とても印象的だった。我々はそんなことをまったく知らず、のんきなものだったな。映像に若い酪農家が多く出てきていたのも、印象的だった。同世代が多く都会へ出ていく中、地元に留まって酪農を継いだ彼らに、未来がなくてゆるされるものであろうか。
 なんかもう、これ以上何も語りたくない感じ。どうして、こんなことになってしまったのだろう。
 
こういうと酪農家に怒られるかも知れないが、大規模酪農の映像を見ていると、これはもう農業じゃないな、工業に近いと思わされた。しかし、大規模な「大量生産」が要請される以上、それは仕方のないこと、というのはよくわかる。いったい、生き物を扱う、農業はどうなってしまったのだろうな。「食料安全保障」というのも、已むを得ないのだが。食料が、世界中でいわば「取り合い」「争奪戦」になっているから。
 

 
夜。
たまゆら〜hitotose〜』第7話まで観る。
偽物語』第7話まで観る。ねむい。最後の方はちょっとだけうとうとしながら観ていた。