晴。
積雪。この冬は降雪が多いな。

町内の大勢の小学生たち(20人くらいか)が集団で登校していく。少子化の時代なのに、このあたりは市街化区域になって、子供が増えているとは。ベビーブーム世代に近かったわたしたち(いわゆる「団塊ジュニア世代」より少しだけ上だ)の頃よりも、多いくらいだ。これも、いつまでのことになるか、知らないが。
NML で音楽を聴く。■バッハの「フーガの技法」 BWV1080 で、ピアノはダニール・トリフォノフ(NML)。表現主義的で、表面的(といったら叱られるかも知れないが)な美しいバッハ。ムード音楽的なところもあるし、ドラマティックなところもあったり、(バッハの「フーガの技法」なんだから)もう少し真摯に弾いてほしいと思わないでもないけれど、これはこれでひとつの今風の表現だろう。こういう演奏を聴きたいときだって、ある。ピアニストはまだ34歳で若いのだ。2021年の録音。
アルバムの(大バッハ以外の)バッハ一族の小品も聴く、才気煥発、悪くない。2020年の録音。

昼。
藤原帰一先生の「映画で見つめる世界のいま」を観る。今回紹介されていたのは『ウォーフェア 戦地最前線』(2025)で、監督はアレックス・ガーランド、95分。アメリカによる「イラク戦争」(2003-2011)における、米軍特殊部隊の戦場体験を、できるだけ「正確・忠実に再現」しようと試みた映画、ということである。この映画では、戦争の肯定にせよ否定にせよ、戦争の意味付けが、できるだけ排除されていると、藤原先生はおっしゃっていた。ただ、徹頭徹尾米軍兵士による視点から、戦場の「再現」が目指されている、と。
わたしは、つい先日観た『マリウポリの20日間』を思い出さざるを得なかった。あれは現実の戦争のドキュメンタリーであり、また、殺されるのはほぼすべて民間人で、まさにゴミのように民間人(妊婦や子供も含む)が殺されていくものだったが(とても、まともな神経では観ていられるものではなかった)。
さて、本作はいま、すぐ近所のイオンシネマで、午前中に上映されている。こんな好条件はめったにないので、どうするかな、そのうち観にいってみるかな。
●スターマー氏、英首相として8年ぶり中国訪問 国益にかなうと主張 - BBCニュース
(スターマー英首相が訪中した。アメリカとの関係が悪化する中、ヨーロッパ諸国の首脳が次々と「北京詣で」をしている。「人権」とか他国にまでうるさいわりに、安い「正義」だな。
でも、揶揄してばかりもいられない。「正義」ってのはそもそも安っぽい言葉であるが、じゃあ剥き出しの「力がすべて」となると、それこそ真に欧米流、ということになってしまう。我々はとにかく仲よくやっていくのがよいのだが、「人権」という言葉に凝縮されたものを、捨ててしまうわけにもいかない。こういうことに、正解はないのだ、泥くさく、忘却もせず、アジア的な「人間の智慧」を頼むしかない。政治はアジアではそういう矛盾に満ちた「汚い」ものであるべきであり、また他方で我々人民は、矛盾しているようでもあるが、その「汚さ」を受け入れてはならないのである。とわたしは思うんだが、わたしごとき、まだまだ浅はかかも知れないな。)
NHK+で NHKスペシャル「臨界世界 戦慄の占領地 “ロシア化”の実態」を観る。49分。
ほとんど観るに堪えない。ナイーブなことをいうが、どうして人間にこんなことができるのか。日本人もまたアジア、中国、朝鮮半島などでこういうことをしてきたわけだが――しかし、そういうことを思うこと自体が吐きそうだった。
例えば、番組の最後に出てきた、ロシア兵捕虜。かつてウクライナだったロシア軍占領地で、ひっそりと静かに家族と暮らしていたが、ある日突然ロシア兵たちが自宅に入り込み、妻をレイプして殺した。男は拘束され、一年間ほど監禁されたあと、ロシア軍に入隊させられて最前線に送られ、戦場でウクライナ軍の捕虜となった。彼はもはやロシアにもウクライナにも居場所はなく、一切の希望、生きる気力を失っていた。
これが人間のやることだということ。これ以上、書く気が起きない。

1.25 の散歩中に。
U-NEXTのポイントで ETV特集「間垣の里のしさのばあちゃん」を観る。老母が観てブログで共感を込めて語っていたもの。59分。
クズのわたしたちは、できるだけウソんこの生を送らんようにせんといかんな。何もかもニセモノしかない現代においては、きわめてむずかしくなってしまったことである。能登の地震と豪雨でほとんどすべてを失ったのだが、しさのばあちゃんは、じつは、どれほどのものを失ったといえるのか。わたしごときもまた、腐ったバビロンにありながら、理想としてはしさのばあちゃんのように、生きようとしている者にはちがいない。ばあちゃんに比べたら、まだまだあまりに未熟だけどね。
夜。
小野玄暉『ひまてん!』(2024-)第7巻(既刊最新巻)まで読む。いまのラブコメ、結構おもしろい。ただ、既視感満載というか、あんまりオリジナリティはないね、よくあるハーレムラブコメ。三人の中で誰が選ばれるかだけど、題名からして姫眞理(ひまり)ちゃんなのはもうわかっている。でも、殿一君には初恋の女の子・穂乃花ちゃんがいて、その子とじつは両片思いで、ひまりちゃんはそれを知っていて、いっつも落ち込んでいるという、きわめて劣勢な状況に追い込まれてるんだよなあ。
いや、ま、どうでもいいですね笑。そうそう、なんか『ニセコイ』に似ている感じもする。
