曇。
すごくおもしろい夢を見た。古くさく、貧乏くさく、みすぼらしいそれだったが、自分は必ずしも否定的に捉えない。どこかポジティブで愉快なところがあったように思う。決してシャレオツばかりがはびこっていいわけがない。
音楽を聴く。■バッハ:コラール前奏曲「我らキリスト者」 BWV710、「われ汝に別れを告げん」 BWV736 (レオンハルト、参照)。■モーツァルト:バスーン協奏曲 BWV191、クラリネット協奏曲 BWV622 (ポール・オンニュ、ランスロ、パイヤール、参照)。バスーン協奏曲はあまり聴かない曲だが、いい曲。若い頃のモーツァルトもすばらしい。グールドなんかはモーツァルトは長生きしすぎたとすら言っているが、まあこれは暴言にせよ、気持ちはわかる。■ハイドン:ピアノ・トリオ ハ長調 Hob.XV-21 (トリオ1790)。ハイドンには捨てるべき曲がなくて驚かされる。あんなにたくさん作曲しているのになあ。
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夜、帰ってから音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第五番 op.73(エミール・ギレリス、クルト・マズア)。1976 Live. 気分がくさくさするときにこの曲はぴったり。華やかな曲で、気分爽快になる。この頃のギレリスは指がまわりすぎるくらいで、多少やりすぎのところもあるが、それにしても輝かしい音で、この曲にまことに相応しい。バリバリ弾くところはもちろんだし、第二楽章中間部のあの愛らしいメロディも、チャーミング。なお、録音は最近の技術の進歩で、たぶん元のテープは大した音ではないと思われるが、充分聴けるレヴェルになっている(最強音が潰れるところが少しだけあって惜しいが、それほど気にはならない)。マズアのサポートもなかなかやっている。
Beethoven: Piano Concertos and Sonatas (Historic Russian Archive)
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