エリック・ホッファー『現代という時代の気質』

曇。暑い。
何だかシャレオツな夢を見る。どうしたわけだろう。
音楽を聴く。■バッハ:ヴァイオリンと通奏低音のためのソナタ ハ短調 BWV1024 (ラインハルト・ゲーベル、ムジカ・アンティクヮ・ケルン、参照)。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十番K.466(ピリス、ジョルダン参照)。■■シューベルト弦楽四重奏曲第十四番D810(メロスQ)。いわゆる「死と乙女」弦楽四重奏曲。メロスQは独特の熟れた感じ。

String Quartets

String Quartets

ブラームス交響曲第三番op.90(パウル・クレツキ、参照)。指揮者は二流、オケ(フランス国立放送管弦楽団)は三流。凡庸な演奏。今の日本のオケなら、もっと上手くやると思う。■ドヴォルザークピアノ三重奏曲第四番op.90(ボロディン・トリオ)。なかなかいい。
Piano Trio in G / Piano Trio 4

Piano Trio in G / Piano Trio 4

県営プール。泳いだ後、自販機でポカリスエットアクエリアスを飲もうと思ったら、すべて売り切れ。砂漠でオアシスが逃げ水だったような感じ。

うーん、笑えない。まさにそうなのだよな。最弱者かあ。「おっさん」という語が次第に性差別用語になりつつある。それに、孤独死な。男性の孤独死者数は女性の倍だそう。これも人ごとでない。

エリック・ホッファー『現代という時代の気質』読了。柄谷行人訳。なかなかおもしろいが…。沖仲士をするモンテーニュか。では我々はニートをする、あるいは引き篭もりをするする何だろう。いや、それでは自活の人たるホッファーと真逆ではないのか。我々も肉体労働をする、あるいは派遣労働をする「知識人」(という言葉は、ホッファーに対しては慎重に使わねばならないが)たるべきなのか。なんてことを考えていると、嫌になってくる。もっとシンプルに行きたいものだ。そしてホッファーは、確かにシンプルだと思う。
 何か勘違いしているかも知れない。肉体労働をしながらより、サラリーマンをしながら「読書人」でいることの方がむずかしいかも知れないのだ。あるいは、「考える」ということは、肉体労働者よりもサラリーマンの方が、することがむずかしいのかも。そんなことはない? どうなのか、自分にはよくわかりません。

現代という時代の気質 (ちくま学芸文庫)

現代という時代の気質 (ちくま学芸文庫)