こともなし

曇。

NML で音楽を聴く。■バッハのソナタ ニ短調 BWV964 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテルNMLCD)。編曲はバッハ自身によるものなのだろうな。かなりシンプルなトランスクリプションだが。■ショスタコーヴィチ弦楽四重奏曲第十三番 op.138 で、演奏はフィッツウィリアム弦楽四重奏団NMLCD)。
 
昼寝。このところ印象的な夢をよく見る。でも、そういうときは日常の調子があまりよくないことが多い。無意識が活発なのは、必ずしもよいことではないかも知れない。

小熊英二氏の新書新刊『日本社会のしくみ』を読んでいる。600ページもあるぶ厚い新書本であり、第二章まで読んだところだがここまでで 150ページを超えているという鬼畜ぶり(笑)だ。めちゃめちゃにおもしろい。簡単にいうと労働形態・労働慣行が日本社会の有り様を強く規定しており、労働形態・労働慣行の解明が「日本社会のしくみ」を解明するという問題意識で書かれている。じつは本書、労働問題の専門家である濱口先生のブログにおける紹介で読んでみようと思ったのである。
まだまだ序盤を読んだだけだが、日本社会に興味があるという人が仮にいたら、是非一読を勧めたい本だと断言してよさそうである。