田中小実昌『新編 かぶりつき人生』

晴。
昨日の夜から、ずっと PC を弄っていた。
 一つ目は、もう信じられないくらい古い PC(Let's note CF-L1ES。HDD の容量がたった 8GB くらいしかない!)に、Puppy Linux(431JP2012)を入れたこと。windows XP は葬り去り、不手際があって回復不可能かと思われたが、ここなどを参考に夜更かしして大成功した。しかし、ネット接続はできず。
 もうひとつは深刻で、メイン機の windows7 機のネットが重くなり、ダウンロードなどは遅すぎて、ほぼ不可能になってしまったこと。これはメーカーのサポートに電話をして訊いてみたが、結果は捗々しくなかった。最悪、システムの再インストールだと。まあ迷惑をかけたのであとは自分でやってみると言ったら、二日後に向こうから電話をくれるそう。メーカーは NEC なのだが、トラブルのアフターケアをそこまでしてくれるとは、ちょっと驚いた。今のところ、ダウンロードは XP機の Lubuntu が大活躍している。しかし、困ったな。

Kindle版『幸田露伴大全』購入。200円なり。

幸田露伴大全

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田中小実昌『新編 かぶりつき人生』読了。田中小実昌は初めて読むが、噂どおりハードボイルド。しかしまあ、何様的ではあるが、これくらいのはそれほど驚かない。ハードボイルドが自分で格好をつけるものなのか知らないけれど、著者ははっきりとそれを意識して書いている。射程も思ったほどではなかった。でもまあ、著者はハードボイルドを自分で生きているのではある。そこが、書斎派とはちがうのであろう。しかし自分は、人生など家来どもに任せておくのだ。
新編 かぶりつき人生 (河出文庫)

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