堀江敏幸『河岸忘日抄』

晴。
朝起きたらいきなり、母の PC のメールがおかしいということで、色々やってみる。問題はたぶんサーバー側なのではないかという結論。まあ一日くらい待ってみようということにする。午前中の時間がつぶれた…。
音楽を聴く。■シューマン交響曲第二番op.61(ティチアーティ、参照)。清潔な音楽づくり。

堀江敏幸『河岸忘日抄』読了。フランスで船に住むという話。堀江氏はあまり好きな小説家ではないが、最後まで読んでみると、なかなかいい話だと思う。しかし、正直者は馬鹿を見る、そしてあなたは、その正直者ですねと語り手が云われるのって、どう思われますか。僕は堀江氏のこうしたところが苦手なのだよなあ。時代遅れの文房具が好きだとか。短文が巧すぎるところなどは、まあ嫌いということはないけれど。あと、文学通が好む作家というのも、どうしても引く要因になってしまう。なんやかで、堀江氏を読むのはすごく修行になります。心が狭くて、まだまだだなあと思う。

河岸忘日抄 (新潮文庫)

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