晴。昼から曇。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十八番K.456(ゼルキン、アバド、参照)。■ベートーヴェン:ディアベッリ変奏曲op.120(リヒテル1986Live、参照)。疲れてぶっ倒れそう。信じられないクオリティの高さだ。これって本当にライブ録音か? リヒテル晩年の演奏だが、その実力を見せつけた感じ。とにかく、この難曲がありのまま屹立しているとでも云おうか。曲のつまらなさも崇高さも、すべてが出ている。こんな演奏は滅多にあるものではない。■シューマン:ピアノ・ソナタ第一番op.11(ル・サージュ、参照)。■サン=サーンス:七重奏曲op.65、タランテラop.6(ナッシュ・アンサンブル)。タランテラが佳曲。
Piano Quartet Quintet & Septet / Oboe Sonata
- アーティスト: Camille Saint-Saëns,Nash Ensemble
- 出版社/メーカー: Hyperion UK
- 発売日: 2005/06/14
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
県営プール。
本が売れない、本屋がつぶれるというので、読むべき本がないという話になるが、信じられないことである。読み方の工夫というのがないのであり、つまらない本を読むということですら、決してつまらない行為ではない筈だ。だいたい、読む本がないとは、知の蘊奥を極めたとでも云うのだろうか。知的好奇心の欠如ではあるまいか。別に、云うまでもなく、読みたくなければ読まなくたって当人の勝手ではあるが。今はそんなの、普通である。それから、今の子供は本を読まないというけれど、それは事実であるかも知れないが、大人はもっと読まないんじゃないの? 僕のかつての知人にはエリート(自分はちがいますよ)が多かったが、誰ひとりとして(というのは大袈裟か)本を読まなかった。そういうのが、今のエリートです。
#
図書館から借りてきた、ジャック・デリダ『友愛のポリティックス2』読了。
- 作者: ジャックデリダ,鵜飼哲,大西雅一郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2003/02/21
- メディア: 単行本
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (9件) を見る