茂木大輔『オーケストラは素敵だ』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:フルート・ソナタ第二番BWV1031(ムジカ・アンティクァ・ケルン、参照)。いくら古楽器とは云え、フルートがあまり上手くない。これならモダン楽器の方がいい。
大垣。車中のBGMは、ジュリアードSQのラズモフスキー。
BOOK OFF大垣バイパス店。15冊買う。吉野家岐阜六条店にて昼食。牛丼特盛+卵620円。何故か時々吉野家で食べたくなるのだなあ。すごく美味しいというわけではないのだが、どこかいい意味でのクセがあるような。

音楽を聴く。■ウェーバー:ピアノ・ソナタ第四番op.70、七つの変奏曲op.9、七つの変奏曲op.7(エンドレス、参照)。ちょっとウェーバーがわかってきた。そんなに面白くないのは事実。■ハイドン交響曲第八十二番(バーンスタイン1962NYPO )。さすが。■シューベルトピアノ五重奏曲op.114「鱒」(トリオ・ヴァンダラー、ゴーグ、ロジェロ、参照)。演奏はまあまあかな。でも、本当はもっといい曲。

茂木大輔『オーケストラは素敵だ』読了。著者はNHK交響楽団N響)のオーボエ奏者である。氏の文章が上手いことは前から知っていたが、これは本当に面白かった。本書の文庫解説は筒井康隆なのだが、筒井の文章よりも生き生きしているくらい。優れた音楽家には文章の上手い人が少なくなく、また、そうした人たちの書いたものを読むと、自分などとは音楽を聴いている情報量がちがいすぎることに気づく。これが為になるのだよなあ。本書も、読んでいると音楽が聴きたくなってきて仕方のない本である。いや、直接に曲のことを書いているところはさほど多くなく、音楽の周囲のエピソードを面白おかしく書いているという文章ではあるけれど、それが音楽への半端でない愛情を伝えてくるのだ。クラシック音楽好きには、またとない本だと思う。著者の他著も一冊買ってあるので、また読もう。