曇。
音楽を聴く。■バッハ:パルティータ第六番(ペライア)。
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愛知県美術館へ「プーシキン美術館展」を観に行く。開館直後の一〇時過ぎに着いたのだが、既に相当の混雑。絵の前に人がたかっている。近代絵画が主で、まあ「わかりやすい」絵しかないと云ってもいいだろう。十七、十八世紀の古典的な絵画はあまりいいのがない。印象派に入るとさすがに個性がある絵が多いのだが、これも特に見て感銘を受けるほどのものはなかった。ドガの踊り子たちを描いた小さい絵が気に入ったくらいか。あとは、ゴーギャン、セザンヌなどに惹かれる。印象派以降は低調。ピカソの「青の時代」の絵が二点だったかあったが、さほどのものではない。
こうなると、常設展の方が活きてくる。藤永覚耶の、ピンぼけしたような絵は、めまいがして観ていて気持ちが悪くなってくるくらい。これは面白かった。
それから、グループでやってきて絵の前でお喋りをするオバハンたち、やめてください。感想は展覧会の外でどうぞ。こういう手合いが五組くらいいた。
ちなみに、ここは地下二階のミュージアム・ショップが充実しているのだ。立ち寄って、青野尚子/シヲバラタク『新・美術空間散歩』を買う。建築としても優れている、日本の美術館を紹介している。写真がとても綺麗だ。(帰りの電車の中で開いてみたら、一気に惹き込まれた。)
でもまあ、久しぶりに絵を観られたのはとてもよかった。また色々見に行こう。
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JR那加駅へ戻ってきてから、車で市の「瞑想の森」を訪れる。今まで市の火葬場で、伊東豊雄の手でリニューアルされたというのだが、行ってみたらやはり火葬場に違いないではないか。ホールなどもあるようだが、とても入る気になれない。で、そのまま帰りました。
図書館。『神は死んだ』『マヨラナ』、クロソウスキー、岡井隆(現代詩文庫)など。
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『キリスト教神秘主義著作集13 ヤコブ・ベーメ』読了。「シグナトゥーラ・レールム」「神智学書簡」などを収める。
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