日曜日。晴。
成瀬治『近代ヨーロッパへの道』読了。元本は三十年前に出た、オーソドックスな西洋史書である。扱っているのは、宗教改革から、フランス革命の前まで。古い本なのに、じつに良く出来ていて、読んでいて楽しかった。あとがきに拠ると、「スペインの優位」ということと、「比較史」的な観点を採ったことを意図したということで、これは記述を立体的にするのに、成功していると思う。著者は中近世ドイツ史が専門とのことだが、イギリス、フランス、スペインなどの各国の記述も、同じレヴェルを保っているように見える。
- 作者: 成瀬治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/04/11
- メディア: 文庫
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バッハのピアノ協奏曲第二番の、シチリアーノを聴く。グールドのピアノが、何ともいえずエモーショナルだ。
- アーティスト: グールド(グレン),バッハ,バーンスタイン(レナード),ゴルシュマン(ウラジミール),ニューヨーク・フィルハーモニック,コロンビア交響楽団
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 1992/10/01
- メディア: CD
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