エーコ『記号論2』/内田樹『街場の現代思想』

晴。寒くなってきた。暑いのから寒いのへで、中間がない。
音楽を聴く。■モーツァルト:ヴァオリン・ソナタ第四十番K.454(ムター、オーキス)。いい曲。■オネゲル交響曲第一番(プラッソン)。オネゲルWikipedia)は初めて聴くが、モダンでおもしろい。もっと聴こう。プラッソンの指揮も好演。

オネゲル:交響曲全集

オネゲル:交響曲全集

■ヴィヴァルディ:フルート協奏曲第六番RV101(ブリュッヘン)。■マルチェッロ:オーボエ協奏曲ニ短調(ヘインズ)。有名曲。バッハが鍵盤楽器のために編曲している(グールドの録音あり)。Wikipedia。■バッハ:ヴァイオリン協奏曲第一番、第二番(ムター、ゲルギエフ)。どちらもいいが、特に第二番が素晴らしい。溌溂としていて、生気に満ち溢れている。どちらもピアノへの編曲版があって、そちらもいいが、やはりオリジナルのヴァイオリンの演奏は格別だ。ムターのヴァイオリンは多少線が細いところがあるが、ここではそれがよい方に出ている。癖があまりないのも、バッハには合うのだ。
バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ

バッハ・ミーツ・グバイドゥーリナ

■プラッティ:オーボエ協奏曲ト長調(ヘインズ)。

ウンベルト・エーコ記号論2』読了。内田樹『街場の現代思想』読了。若い人は内田樹を読むといいと思う。こんな大人がいたかと思うのではないか。まあ、読んで普通人の最大公約数的な人生から外れてしまうかも知れないが、それで問題ないと思う。って無責任ですね。で、別に老人が読んだっていいわけだが。それから、やはり「街場」っていうのは、著者の知り合いの編集者の造語だそうである。道理で知らない言葉だと思った。
街場の現代思想 (文春文庫)

街場の現代思想 (文春文庫)