佐々木中『定本 夜戦と永遠(上)』

日曜日。晴。
カルコスには『女子の古本屋』文庫新刊がなかったので、イオンの未来屋書店も行ってみたが、ちくま文庫の新刊が入っていない。苦労して駐車スペースを探したのに。で、TSUTAYAも行ってみたが、ここもちくま文庫はなし。ウチの近所は、なんともな書店環境。
佐々木中『定本 夜戦と永遠(上)』読了。よくこれだけの分量を書きましたね。本書の概念操作は堂に入ったもので、「俺ってかしこいだろう」という風なのはまあ確かにかしこいなと思ったが、前にも書いたけれども、佐々木中の本は結構元気が出るのだ。稚気愛すべし。本書の議論が当っているかどうかの判断をするほどには、自分には学がないのが残念。「俊英」による相変らずの輸入学問だが、まあ仕方がないか。下巻はどうだろう。期待。