澁澤龍彦『私の戦後追想』

日曜日。晴。何という暑い夏ですか。
十時間くらい寝る。図書館。カルコス。
元気が出ませんね。明日からひと月忙しいので、気が紛れてちょうどいいかも。まあ、今までもこういうことは何度もあった。活字が読めないときは、何か本を買ってくるに限る。なので、カルコスで買いましたよ。図書館では、山形浩生の訳本を借りる。氏は本当に人のためになる仕事をするなあ。忙しくてなかなか読めないかも知れないが。
 ところで、カルコスに、岩波文庫岩波現代文庫の新刊が入らなくなった。これはキツい。まあ、誰が買っているのだろう(僕は時々買っていましたが)、という状態だったので、已むを得ないのだろうが。田舎だものなあ。一時的なことだといいのだけれど。

澁澤龍彦『私の戦後追想』読了。河出文庫の澁澤のアンソロジーも、そろそろネタ切れという感じになってきた。でもまあ、私は買いますよ。できれば、翻訳で文庫未収録のものを出してくれるとありがたいのだが。本書では特に初期の文章で、未読のものが多かった。澁澤の本領を発揮した文章はほとんど収められていないが、雑文でもさすがに読ませる。しかし、手術後の文章は読むのがつらい。これらは収録しなくても、と思った。

私の戦後追想 (河出文庫)

私の戦後追想 (河出文庫)