山上正太郎『第一次世界大戦』

千代保稲荷参道

晴。だんだん暖かくなってきた。
不況のせいなのか、仕事が厳しいなあ。いま、日本の三分の一が貧困層だそうである。
山上正太郎『第一次世界大戦』読了。まったくオーソドックスな歴史書で、とてもよく出来ている。時系列が工夫してあって判りやすく、読み物としてみても面白い。量も手頃である。第一次世界大戦について初めて読んでみようという人など、是非お薦め。『第二次世界大戦』なる著書もあるそうなので、同じ文庫に入るといいなあと思う。しかしこれほどの物が書かれているのに、検索しても捗々しい内容に乏しいのは何故だろう。(これくらいか。)文庫編集部は、永い目で見て頂きたい。

第一次世界大戦  忘れられた戦争 (講談社学術文庫)

第一次世界大戦 忘れられた戦争 (講談社学術文庫)