雨。
音楽を聴く。■バッハ:フランス組曲第五番BWV816、前奏曲第一番〜第八番BWV846a-848(ルセ、参照)。
大垣。車中のBGMはペライアのピアノで、バッハのゴルトベルク変奏曲。雨なので道が混んでいた。
BOOK OFF大垣バイパス店。6冊買う。店内に大瀧詠一や山下達郎のクリスマス・ソングが流れていた。大瀧詠一の曲は知らないもの。あとで調べよう。
↑これだったかな。別にクリスマス・ソングというわけではなさそうだが。(どうでもいいがキムタク若い。)大瀧詠一のオリジナル曲としては、ほとんど最後のそれなのか。
ネッツトヨタでタイヤをスタッドレスに付け替える。いつ雪になるかわからないので。(ちなみに、各務原は岐阜県でも雪の多いところではありません。)意外に時間がかかった。雪になるとこんな混み方ではないらしいが。
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矢作弘『縮小都市の挑戦』読了。少子高齢化の帰結として、「縮小都市」ができるというような本かと予想していたら、必ずしもそういうわけではなかった。本書の三分の一はデトロイト、三分の一はトリノ、そして残りの三分の一が日本の話である。デトロイトとトリノは共に、かつて自動車産業の隆盛とともに巨大化し、自動車産業の衰退として縮小都市になったという点で、共通している。デトロイトはかつて人口が二〇〇万人に近づき、今ではその半分以下になっている。行政の舵の切り間違いで、都市の縮小を止めることができなかった。現在は、廃墟になった超高層ビルが立ち並ぶ、異様な都市景観であるという。デトロイトの再生の話が書かれるのだが、本書ではそうは云っていないけれども、どうもあまり上手くいっているようには見えない。自分の読み間違いかも知れない。それに対して、トリノは鮮やかな再生を遂げたようだ。元々はフィアットの企業城下町として大きくなったのだが、没落したフィアットに拘泥しなかったのがよかったようである。今ではミシュランの観光ガイドで三つ星を得る、魅力的な都市になっているということだ。ただ、これらデトロイトとトリノの話はおもしろかったが、さて日本にどのような関係があるのか、浅学にして読解力不足の自分にはよくわからなかった。一般論としては、有益な事例が多いことはわかるのだが。それから、ジェーン・ジェイコブズは読まないといけないな、ということ。
以上と比べると、日本の話はだいぶちがう。もちろん急速な少子高齢化もあり、山間部は「限界集落化」するのが普通になるらしい。だからこそ、地方都市に活気が必要なのだが、本書の言いたいことは乱暴に言えば、イオンモールを相手に勝負して、勝たねばならぬということなのではないか。それはあんまり乱暴な要約であるだろうか。イオンは地元とほとんどコミュニケーションを取ろうとしない。だから、地方都市の内部に〈多様性〉をもたらすには、それしかないのではあるまいか。そしてそのような問題は自分の住んでいる田舎でも起きていることであり、本音を言えば、イオンモールに対抗するのは殆ど不可能である。だって、見ていればわかりますよ。みんな地元の商店街よりも、イオンが好きなのだもの。ウチの近くにあるイオンモールなどは、遠く離れたJR岐阜駅から快速直行バスがあるくらいなのですよ。並大抵の覚悟では、イオンに対抗するなど不可能だし、恐らく行政も市民もそんなことは望んでもいないと思う。自分の町に愛着がある人など、いったいどれだけ居るのか。愛着とは、イオンに対する愛着なのではないか。自分はそうではない、という人が、いったいどれだけ居るのか、あなた(そして僕)自身どうなのか、考えてみるべきではあるまいか。
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ミシェル・フーコー『言説の領界』読了。慎改康之による新訳。コレージュ・ド・フランス開講講義。
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「トップをねらえ!」第三話、第四話を観る。
今回観てみたら、前回のときほどの抵抗感はなかった。ホント、自分が子供の頃に観てきたアニメ等からの引用に満ち満ちている。話は段々シリアスになり、登場人物たちの死も描かれる。で、第四話で終わりのような作りになっているのだが、まだ第五話と第六話が残っているのだよねえ。これでオシマイではないんだ。ちょっと次が楽しみになってきた。
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