退院

晴。

洗濯。

退院。病院で手続き。
うどん「ひらく」にて昼食。天ぷらうどん。父と母は山かけうどん。三人で食べるのはひさしぶりだ。
必要なものを買うためドラッグストアに寄る。

帰宅。母には二週間ぶりとなる。別に病気が治ったわけではなく、治療はまだまだこれからであるが、何といっても家族で過ごせるというのはよい。うれしいことだ。
ウチの中もそんなにひどくなっていなかったようで、安心したようだった。庭の緑が本当にきれいであると。確かにそう思う。

これで自分も気分的に多少余裕ができないかなとも思う。本も読んでいなかったしな。


ウチで三人で夕食。僕がやろうと思っても母がどんどん家事をやってしまうので、あんまり頑張ると熱が出るよって言うのだが。まあしかし、ウチにいるとじっとしておれないのだろうなあ。
いずれにせよ三人での夕食は日常が返ってきた感じ。ありがたいことである。


ブラームスのピアノ協奏曲第一番 op.15 で、ピアノはクラウディオ・アラウ、指揮はカルロ・マリア・ジュリーニ


ベートーヴェンのピアノ協奏曲第二番 op.19 で、ピアノはマルタ・アルゲリッチ、指揮はガボール・タカーチ=ナジ。指揮が表情を付けすぎで聴いていて違和感がある。アルゲリッチも最初の方は弾きにくそう。そのうち自分だけの世界に入っていくが。なお、アンコールのスカルラッティは目の覚めるような演奏だ。それから、指揮者はタカーチQ の演奏者だったのだな。

こともなし

日曜日。曇のち晴。

洗濯。

義弟と下の甥っ子が来てくれる。
皆んなで昼食。最初はイオンモールへ行ったのだが、あまりの混雑に断念。なので「珈琲工房ひぐち」北一色店へ。甥っ子がオムライスが食べたいと言ったので「ひぐち」にしたのだが、皆んなに好評であったのでよかった。コーヒーもこのあたりではいちばんおいしいし。ここ、何故かたいてい空いているのだけれど。ちょっと場所が悪いのかな。

面会。今日は薬がないのでラクそう。皆んなも来てくれてよかった。明日は退院。
妹一家帰る。

夕食。冷凍ハンバーグ、ポテトサラダ、サニーレタスとハム、漬物など。父がものすごい食欲で食べて、きれいに平らげてくれた。ようやく復活してきた感じだな。たぶん母が帰ってくるからだろう。

化学兵器を使ったとされるアサド大統領のシリアに、米英仏のミサイル攻撃とか。あんまり興味はないのだが、お互いにバカげたことをやっているよ。苦しんだり死んだりするのは民衆なのに。それにしても、国連を無視した米英仏の攻撃で、国際法も何もあったものではない。国際法云々とエラソーな日本の専門家たちは、現実を見て顔を洗って出なおしてくるとよい。いざとなったら、アメリカその他は国際法など平気で無視してくるのが現実だ。結局は「正義」云々で、法に基づく「正義」ならまだ百歩譲って仕方がないとも思うが、法に基づかない「正義」など、それはいわゆる付きの「正義」でしかない。まったくクソである。ホント、あんまり興味はもてないのだが。

クソは放っておいて、俺はヘボいコーディングでもしているよ。


これマジ感動した。そのとおりだと思う。
The Rise of "Worse is Better"

こともなし

曇。
昨晩は早く寝た。目覚めたのも早かったが、また寝る。

妹がまた来てくれた。

午前中、面会。主治医の先生のお話があって、やはり月曜日に退院することが決まる。これまでの治療の総括とこれからの治療予定、注意などの話。とても丁寧なものであった。治療は本格的にはこれからであり、自分はまったく楽観しておらず、これから大変なこともまだまだあると思うが、先生の話で「一年後に笑っていられれば」というのにまったくそうありたいものだと思った。

しかし、自分は暗い認識の人間であり、それはまったく変わっていないが、今度の母の病気で人間のよいところもたくさん見たのである。人間はひとりで生きているのではない、それは当り前のことではあるが、つくづく真実であることが実感された。様々な人々に感謝したい。

うどん「ひらく」にて昼食。天ぷらうどん。

夕食はサケのホイル焼き、ほうれんそうのおひたし、漬物。あと、使っていなかったモヤシで妹がモヤシのナムルを作ってくれた。なかなかどれもおいしくできました。


夕方から頑張って Ruby でコーディングしていた。
obelisk.hatenablog.com

梅崎春生『怠惰の美徳』

晴。
早く目覚めるも、ふとんの中でうとうとしていた。こんなのでいいのかという感じ。
 

シューマンの「森の情景」op.82 で、ピアノはスヴャトスラフ・リヒテル。いい曲だな。


シェーンベルク弦楽四重奏曲第二番 op.10 で、演奏は新ウィーンSQ、ソプラノはイヴリン・リアー。


リストのピアノ協奏曲第二番+アンコールで、ピアノはアリス=紗良・オット、指揮はアジス・ショハキモフ。整ったピアノでよく弾けているが、優等生的な退屈さが拭えないところもある。ショハキモフは好サポート。


湯浅譲二の「ヴィオラとオーケストラのための『啓かれた時』」で、ヴィオラはリヴカ・ゴラーニ、指揮は岩城宏之

洗濯。いい天気。

丸亀製麺イオンタウン各務原にて昼食。とろ玉うどん+イカ天+エビ天。うん、なかなかおいしいね。
父が寄りたいというので、帰りに「ガーデンヒデマル」へ。何というか、花とか野菜の苗を売っているところですね。花屋なのかな。どうもちがう気がする。

面会。今日はよほど元気だった。食事も替えてもらってだいぶおいしくなったらしい。ホント、最初から教えてくれよ。
スーパー。

梅崎春生『怠惰の美徳』読了。荻原魚雷編。梅崎春生は初めて読むが、こんなにすごい人を知らなかったとは。編者はあとがきで、「やる気が出ない。働きたくない。できれば、酒を飲んで寝ていたい」そんな人に本書を勧めたいと書いているが、まあ確かにそうでもあろう。「だるい。働きたくない」が口癖なのは pha さんだが、梅崎は確かに pha さんの先達であろう。しかし、そういう文章もとてもいいが、本当に凄みのある、ドスの利いた文章も本書には収録されている。本書末尾のいくつかの文章がそれで、どうもこれらはエッセイではなく、小説ではないかとも思われる。自分は知らない。編者はよいアンソロジーを編まれたな。これほど人間のイヤさを書いた文章は、滅多に見たことがない。つくづく人間とはイヤなものだと思う。そしてそのことを知り尽くしている著者が、そんなだらしのない、飄々とした文章も書いているところがまた凄みなのだ。

中公文庫はどうしようもない文庫に成り下がったが、本書はかつての中公文庫を思わせるよいものだと思う。思えば、「肌色文庫」と呼ばれたころの中公文庫は大きな存在感があったものだ。自分は、林達夫吉田秀和森銑三も中公文庫で読みましたよ。『レイテ戦記』も中公文庫だったな。

すごく眠い。早寝。

こともなし

曇。
D=G の言っていたとおり、逃走線を引くというのは大事なのではないかな。


ベートーヴェン弦楽四重奏曲第八番 op.59-2 で、演奏はバリリSQ。少し遅目の演奏。40分間があっという間である。


モーツァルトのヴァイオリン二重奏曲第一番 K.423 で、ヴァイオリンはアルテュールグリュミオーヴィオラはアリゴ・ペリッチャ。


バッハのフランス組曲第四番 BWV815 で、ピアノはマレイ・ペライア

洗濯。ようやく晴れてきた。

コメダ珈琲店各務原那加住吉店にて昼食。ミックストースト+たっぷりブレンドコーヒー1080円。今日はひとりでお昼。まだモーニングセットの時間だったのですごく混んでいた。ネット経由で自分のコードを眺めたり、iPad アプリの RubyPico でコーディングしたりして、じつに気分爽快になった。コメダがいいのか、コーディングが楽しいのか。天気もいいし。

いま父が帰ってきた。また昼食をとっていない。財布を忘れただと。しっかりしてよ、もう。

面会。昨日よりずっと元気そう。買って持っていったプリンをうまいと言って食べていた。ここの病院食はじつにマズいそうだが、看護師の人に訊いたら食事を選択できるらしい。もっと早く言ってよというのは当然ですな。


夕食はカレー。前回よりもだいぶおいしくできた。明日の夜もこの残りでいいかと父に訊いたら、「昼じゃないのか。いやいいよ」という返答でした。まあ明日は出来合いのカツでも買ってきてトッピングするつもり。緑の野菜ものも作ろう。

カレーを煮込みながら居間へ PC を持ち込んで Ruby でコーディング。プログラミングにはホントに救われたな。

妹からメール。また来てくれるようである。感謝。

こともなし

曇。
外に開いて中心を作る。


シューマン交響曲第三番 op.97 で、指揮はパーヴォ・ヤルヴィNHK交響楽団。何かパーヴォ・ヤルヴィ、好きなのだなあ。春になったせいか、この曲が聴きたくなった。シューマンにはそのまま「春」と呼ばれる第一番もあるのだが、このいわゆる「ライン」交響曲が好きである。「ライン」ってのはヨーロッパの河のそれね。まさしく大河が流れていくような、悠々たる音楽。なお、聴いていてそうかなと思っていたのだが、コメントによればマーラーの改訂したヴァージョンのようである。ちょっとすっきりしているのだよね。でも、自分でははっきりとはわからない(恥ずかしながら)。

散髪。

昼食は和食麺処サガミ岐阜北一色店。カツ丼単品1004円。まあ可もなく不可もなし。

雨。図書館。

面会。メールがあったのでドラックストアで買い物をしてからいく。今日は薬の副作用が強く出て、吐いたりしてふらふらだったらしい。元気がなかった。こんな風ではとても退院できないが。まあ経過を見るしかない。
帰りにスーパー。

夕食。塩サバを焼いたもの、昨日の酢豚の残り、ほうれんそうのおひたし、漬物、缶詰のマグロフレーク、イチゴ。

エディタ付きライフゲームリファクタリングと機能追加。

梅崎春生を読む。

『茨木のり子集 言の葉3』

晴。
早起き。睡眠の後始末でしばらくぼーっとしている。ちょっと回復した感じ。

掃除洗濯。よく晴れていて洗濯日和。
 

シューマンのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.105 で、ヴァイオリンはオーガスティン・ハーデリッヒ、ピアノは Charles Owen。うーん、すばらしい演奏。シューマンのヴァイオリン・ソナタというとふつうは第二番であろうが、自分はこの小さくてファンタジックな第一番を偏愛している。第二番に比べるとあまり演奏されないし、またなかなかいい演奏に恵まれないので、この動画はうれしい。また聴きたいね。

今日は父がボランティアなので、ひとりで昼食である。コメダ珈琲店各務原那加住吉店。ミックストースト+ブレンドコーヒー980円。ミックストーストは玉子がはみ出てきたりしてきれいに食べるのがむずかしいので、女性などには敬遠されるかもしれない。でもおいしい。ここ空いているし(笑)、無料Wi-Fi も使えるので、また来よう。iPad でのんびりと自分の Ruby コードをながめたりしていて、じつに爽快な気分だった。今度からコーヒーはたっぷりサイズのやつにしよう。ちょっと気分転換になったね。

帰ったら父が既に帰宅していて、まだ昼食をとっていなかった。どうも味噌汁が食べたくて行っていた店がつぶれたらしい。でも、どこかで食べてくればいいのに。どうやらいまスーパーへ寿司のパックを買いにいった模様。困ったものである。

今年も桜はもう終わってしまったな。撮った写真でいちばん気に入っているのはこれである。

田舎っぽい(というか田舎)ところが気に入っている。こんなに咲いているのに、見ている人もほとんどいなかった。3月27日の散歩で撮った。

面会。やはり治療の副作用が出てきているそうである。言われたとおりであるな。それから、来週くらいには退院らしく、そのうち先生の話がある。その後は通院治療ということになる。まだまだこれからが大変だ。
帰りにスーパー。イチゴを買ってくる。いい天気だ。

父はひとの気持ちを落ち込ませる才能があるな(笑)。いつまでもエラそうなことが言いたいようだ。まあ親ってそんなものなのだろうな。

妹から電話。いろいろ心配してくれる。


夕食。「餃子の王将」で買ってきてもらった餃子、酢豚、唐揚げがメイン。あとはぬた、サニーレタス(共に自家製)、イチゴなど。ちょっと量が多かったね。

茨木のり子集 言の葉3』読了。

――言葉が多すぎます
といって一九九七年
その人は去った
     「マザー・テレサの瞳」より

茨木のり子集 言の葉3(全3巻) (ちくま文庫)

茨木のり子集 言の葉3(全3巻) (ちくま文庫)