家族で南美濃の海津へ

曇。
長時間眠る。
夢。千葉大学からメールが来る。去年千葉大学を受験して合格はしていたのだが、結局行かなかった。それから一年経ったという内容で、いまからでも手続きすれば行けるらしい。行きたくなったのだが、こちらには老両親がいるし、それにわたしはもう老年が近づいたおっさんで、そんなのが若い人たちの間に混じって、勉強などと思う。それに、物理学はもう忘れてしまって、とてもついていける自信がないということで、頭が混乱する。
などという夢を延々と見る。いまから大学を受験し直すという夢は、時々見る。
 
 
デモというのは、ひとつの暴力の行使、あるいは暴力の代替物ではあるまいか。その、すれすれのところ。デモは機会があれば、直ちに直接的暴力に転化する。デモが「平和的」というのは、隠蔽あるいは偽装だと思う。だからこそ、権力は時にデモを弾圧するのである。
 
どうして言葉は暴力と相性がよいのか。名付けるという行為、「指摘」という行為が、そもそも暴力的だ。そして、「空疎な言葉」はあらゆるものを吸い込んでしまうがゆえに、それ以上に暴力的である。論理もまた暴力である。いまは「論破」が流行っているが、「論破」の暴力性は誰の目にも明らかである。
 


 
家族で海津市の「木曽三川公園 アクアワールド水郷パークセンター」へ紅葉を見るつもりでいってきました。
家を十時に出発して高速に乗り、名神岐阜羽島IC で降りて、十一時頃に到着。ちょっと曇り気味の天気です。




紅葉はまあこんな感じ。それほどではなかったです。


奥は養老山地です。

さすがに国の公園で、結構よく手入れがされているんですよね。ここは濃尾平野の水郷地帯で、そのイメージで作ったテーマパークになっています。が、このいい季節なのに、人がいない! 「インスタ映え」しそうなところなので、若い人たちももっと行くといいのに。


かつてのこのあたりの水田を再現したもの。実際に米が作られているらしく、既に収穫は済んでいました。
なかなか悪くないのにな、写真を撮るのが好きな人は、結構おもしろいんじゃないかと。
 
近くにある行基寺へ。狭い道を養老山地の中腹まで上がっていきます。ここは美濃高須藩藩主の菩提寺です。高須藩松平家は詳しくは書きませんが、尾張徳川家と関係が深く、特に幕末は会津藩主になった松平容保など、有名な人物を何人も輩出しました。

濃尾平野が一望できます。

立派な山門ですが、かなり傷んでいます。

以下、有料ですが庭園を見せてもらえます。よくこんな山の上に、立派なものを作ったなあと思わされます。


濃尾平野が借景となる、見事な景色です。写真にはなかなか入りませんが、心をうばわれました。たぶんこの景色は、NHKブラタモリ」の「木曽三川」の回で放送されたと思います。



さほど期待もしていなかったのですが、予想外にすばらしいところでした。美濃にもこんなところがあるんだね。ただ、維持管理はきっとたいへんだろうと思われますが。

たまたまいたジョウビタキ。この鳥は人懐っこいので、近くまでいってもなかなか逃げません。
 
帰る途中で、海津の千代保稲荷神社へ寄っていきます。「おちょぼさん」として、名古屋など、このあたりの商売屋さんでは有名なところ。

お稲荷さんなので、あぶらあげを供え、なぜかローソクを立てます。今日は特別な日ではないので、いつもほどの大混雑ではありませんでした。有名な串カツの「玉屋」(これもNHKの「ドキュメント72時間」の回がありました)で昼食にし、老父の希望で界隈の植木屋をひやかして、おしまい。
 
あとは一気に国道21号まで北上して、帰宅。肉屋に寄って夕飯用の肉を購入し、三時に到着でした。全部で、100 km くらい走ったかな?