浅田秀樹『三体問題』

日曜日。晴。いい天気。

ごろごろ。
のーみそすっきりしねーなーって感じ。深さとか「陰」とか考える。「陽」が高く駆け上がれば上がるほど、「陰」が深く沈潜しないではいけない。陰陽合わさってこそ、バランスが取れるというものなのだ。+とーで、結局凡庸に落ち着くことの大切さ。

食べるとか排泄するとかセックスするとか病気になるとか、自分が動物であることに気づく筈だ。

世の中には、「陽」ばかり担当している人もいるし、「陰」に落ち込んで出られない人もいる。いろんな人がいて、確かに「平等」ではない。それを「不公平」と感じる人もいるだろう。でも、そう感じる人ほど、何とかしてそれを解いてもらいたいと思う。

NML で音楽を聴く。■E.T.A.ホフマン(1776-1822)のミサ曲ニ短調で、指揮はルペルト・フーバー、ケルン西ドイツ放送合唱団、ケルン西ドイツ放送交響楽団NML)。作曲者のホフマンは、あの『悪魔の霊酒』の小説家。

ドビュッシー弦楽四重奏曲ト短調で、演奏はマンデルリング四重奏団(NML)。シューベルトの「楽興の時」 D780 で、ピアノはアレクサンドル・タローNMLCD)。よい。■コルンゴルトピアノ五重奏曲 op.15 で、ピアノはアラスデア・ビートソン、ユーセビアス四重奏団(NMLCD)。


浅田秀樹『三体問題』読了。何も読む気が起きないので、めっちゃひさしぶりに理系の本、つってもブルーバックスだが、を読んでみた。何でも、SFの『三体』が大評判になったせいで(わたしは未読)執筆依頼がされたらしい笑。「三体問題」って何かっていうと、三つの天体が重力で相互作用して、どういう運動をするのかということなのだが、じつは「二体」だとそれはシンプルなのですね。でも、「三体」になると一気に複雑になって、いまでも解けていない。というか、その「解ける」とはどういうことかというのが、本書の大部分である。これ、結構ややこしくて、オレ可積分系とか、あんまり勉強しなかったなという笑。本書には数式が一行もなくて、わたしなんかには適当に数式があった方が正直いってわかりやすかった筈。数式なしで解析力学とか、ちょっと苦しい感じ(たぶん、解析力学について何も知らない人にはまず理解できない)。でもまあ、おもしろかった。「8の字軌道」の話とか、こんなことがあるんだね。理系の大学一年生あたり、読んでみたらどうでしょう。

 
夜。
会長はメイド様!』第15話まで観る。