母再々手術

晴。
早寝早起き。

NML で音楽を聴く。■バッハのブランデンブルク協奏曲第二番 BWV1047 で、指揮はクラウディオ・アバドモーツァルト管弦楽団NMLCD)。■武満徹の「雨の庭」、「ソン・カリグラフィ I」「同 III」、「悲歌(エレジー)」、「フォリオス」、「ディスタンス」(NML)。

Takemitsu: Garden Rain (Dig)

Takemitsu: Garden Rain (Dig)

  • アーティスト:Tadamaro Ono
  • 発売日: 2005/02/08
  • メディア: CD
 
風呂掃除。

一時間ほど散歩してきた。風は強くて冷たいけれど、いい天気。
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妹来てくれる。

昼前に病院へ。しばらく四人で閑談。前の手術が長引いているらしく、なかなか呼ばれない。どうでもよい話などして、しばし過ごす。
母、二時前に手術室へ。

病院のレストランで三人で遅い昼食。

あとは待つ。わたしはまずは武満さんへのインタビュー本の続きを読む。以前からおもしろく読んでいる本なので、だいぶ読んだ。といっても一時間くらいか。なお、病院で結構おいしいコーヒーが飲めるので(あれは自販機というのかしら)、ずっとそれを飲みながら。
時々歩いたり体操したりしつつ、次は坪内祐三さんの『古くさいぞ私は』を読む。詳しくは書かないけれど、これはじつにおもしろい本である。たぶん、まだ坪内さんの初期の本なのではないか。これなら、わたしにもおもしろいといえると思った。わたしは坪内さんの「自慢話」っぽい文章が苦手なのだが(しかしわたしは何という身の程を知らぬ人間なのだと思う)、ここにはそういうものがまるでなく、繊細な読解と驚異的な博覧強記と無私が結びついていて、これでおもしろくない筈がない。これで、だいぶ時間を過ごさせてもらった。そのうち本書を読み終えたら、坪内さんの初期の本をもう少し読んでみたいと思う。
あとは疲れたので、マンガ。iPad mini で『20世紀少年』を読んでいた。ま、読んだ人はわかると思うけれど、見事なエンタメですね。四冊分くらい、あっという間に読んだ。

六時過ぎくらいに先生が来られて、手術終了を知る。あと二時間くらいは待つ覚悟だったが、無事予定通りに終わったのだった。あとは、摘出部を見ての説明で、さらに廊下でこれからのことも詳しく、相当ざっくばらんに語って下さった。とにかく、今回の手術は必須だったことがひしひしとわかった。放っておいてもたぶんうまく治らなかった。結果的に、手術前よりずっと希望がもてるようになった感じである。
あとは頑張って、母に体力をつけてもらわないといけないということ。長いこと栄養をあまり摂っていないので、基礎体力が落ちている。まあしかし、それはもう少しよくなってからのことである。

あとはそのまま談話室で待っていてくれといわれたのだが、一時間ちかく音沙汰がない。さすがに部屋へ行ったら、もう母は帰って来ていて、ひとりで寝ていた。看護師の引き継ぎがうまくいっていなかったらしく、我々は放っておかれたのだった。いろいろ管がついているが、我々に反応して少ししゃべった。麻酔が切れてきて相当に痛いらしく(痛み止めの注入ボタンがよくわからなかったらしい)、妹が対処する。我慢しちゃダメだといっているのに。母は妹に指でOKマークを作った。

病院を出て、三人で回転寿しで夕食。わたしはホッとしてどっと疲れた感じであまり食べられなかったが。で、妹が数日分食べられるような夕食を明日作ってくれるというので、帰宅してから、わたしが明日何を買ってくるかなど、メニュー等を相談する。妹にはまったく感謝しかない。いま、老父と妹が順番に風呂に入っている間、これを書いている。ほんと、あとはうまく行きますようにと願っている。(PM21:50)


風呂に入って少しのんびりしているところ。下では妹に、老父の晩酌に付き合ってもらっている。テレビを見ながらバカ話をして笑っていて、わたしではとてもこうはいかない。わたしは最近ほとんど飲まないし、今日は(一応)飲むわけにもいかないし、そもそも妹はわたしよりも飲めるくらいだしな。わたしは今日はマンガの続きでも読んで、眠くなったら寝るといくつもり。(PM22:53)