竹内信夫『空海入門』

曇。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第三十一番 op.110。ピアノはエレーヌ・グリモー。これは素晴らしい演奏だ。グリモーとしても会心の出来だったのではあるまいか。同時代の演奏家を聴く楽しみを感じる。しかし、何でこんなに「低評価」の数が多いのだろう。不思議な気がする。で、グリモー美人ですね。
音楽を聴く。■スカルラッティソナタ K.1, K.2, K.3, K.4, K.5(スコット・ロス)。到頭聴き始めてしまった。不世出のチェンバロ奏者、スコット・ロスによるスカルラッティソナタ全曲録音である。確かロスの死の直前に完成したのではなかったか(後記:そういうことではないようだ)。スカルラッティソナタはあまりにも現代的なため、これまで現代ピアノで弾かれることも多く、また数々の名演が録音されているのであるが、これをちょっと聴いた限りでは、チェンバロの表現力を改めて教えられた気がした。これだけ聴いただけでもクオリティの高さは明らかである。しかし、全部聴けるのかな…。

Scarlatti: The Complete Keyboard Sonatas

Scarlatti: The Complete Keyboard Sonatas


昼から県営プール。
庭で雪虫(綿虫)の飛んでいるのを見る。
竹内信夫空海入門』読了。カルロ・レーヴィを読む。