晴。
よく寝た。
あっという間に午後。
音楽を聴く。■フランソワ・ドヴィエンヌ:フルート四重奏曲 op.66-2 (バルトルト・クイケン、寺神戸亮、サラ・クイケン、ヴィーラント・クイケン)。愛らしい佳曲。演奏も申し分なし。
- アーティスト: Devienne,Terakado,B Kuijken,S Kuijken & W
- 出版社/メーカー: Accent
- 発売日: 2004/11/30
- メディア: CD
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別に書かなくてもいいことだが、一応。現在の景気をどう見るかだけれども、それほど悪いわけではないが、よくもないというのが正しいだろう。アベノミクスによって明らかに雇用は改善し、株価も上昇したが、消費は2014年4月から継続的に高い水準にない。これは同月に行われた消費増税の「効果」であることはほぼ間違いあるまい。現在、この状況で消費増税を行えば、景気がさらに悪化するのは避けられず、せっかく(?)増税しても税収が予定通り増加する可能性は少ないだろう。その意味で、自分は現段階での消費増税の「延期」には賛成である。さらに云えば、増加する社会保障費の財源として増税された消費税を当てるべきではない。消費税は逆進性が強く、ぶっちゃけて云えば貧乏人に負担の重い税である。むしろ、所得税を増税すべきで、さらには所得税の累進性を強めるべきである。またしてもぶっちゃけて云えば、今の税体系はエスタブリッシュ(つまりは金持ち)に有利で、貧乏人の負担が大きくなっていると自分は判断している。それを貧乏人寄りに改めるべきである。そして、消費税はむしろ減税できればそれに越したことはない。
…とは書いたけれど、まあムリでしょうな。エスタブリッシュがそんなことを許す筈がない。ジャーナリズムもほぼエスタブリッシュの走狗だしね。
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『書物の王国 2 夢』読了。アンソロジー。編者は東雅夫。左川ちかの掌編エッセイが収録されているということで、国書刊行会の本にしては古書価がきわめて安かったせいもあり、アマゾンのマーケットプレイスで買った。いや、これは拾い物でした。さすが国書刊行会と云うべきなのか。最近でこそあまり読まないが、自分が幻想小説好きであることを再確認した。意外によかったのが宮部みゆきの短篇で、つまらなかったのが筒井康隆。ボルヘスや澁澤龍彦などは、いいに決っているから特に感想はいらないでしょう。ギルガメッシュ叙事詩は惹かれる神話だったが、これ、たぶんリライトしてあるよね。それから、本書に一箇所だけ、前の持ち主が蛍光ペンを引いた部分があったのだが、それが何だかよくわからない場所で謎だった。
- 作者: フランツカフカ,左川ちか,トマスディラン,中勘助,多田智満子
- 出版社/メーカー: 国書刊行会
- 発売日: 1998/08/01
- メディア: 単行本
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