『アジア学の宝庫、東洋文庫』

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十七番 K.453(内田光子、テイト、参照)。充実した曲。■R.シュトラウスティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら (バレンボイム、シカゴ響、参照)。■ショパンノクターン第十一番 op.37-1、第十二番 op.37-2 (ピリス、参照)。
うどん「恵那」にて昼食。天麩羅そば1200円。

図書館から借りてきた、『アジア学の宝庫、東洋文庫』読了。東洋文庫は大正期に三菱の三代目当主岩崎久彌によって設立されたもので、当初の基盤はいわゆる「モリソン文庫」であった。現在、東洋学における世界的なアーカイブのひとつと見做されている。本書はその東洋文庫についての詳しいモノグラフであるかと予想して手に取ったわけだが、東洋文庫自身の編纂に係るためであろう、「東洋文庫ってすごいんだぞ」的な本だった。別にそれでいけないわけでもなくて、東洋文庫の資料に関係した研究員たちのエッセイなど、(自分には)まったく無用な知識の遊びで楽しかった。これはシブい本であり、市の図書館はどういう理由で本書を購入したのかなと思う。誰かの役に立つのかなあ。