ピーター・フランクル&前原潤『幾何学の散歩道』/西谷修『夜の鼓動にふれる』/夏海公司『なれる!SE5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア』

日曜日。雨。のち曇。
音楽を聴く。■バッハ:ハープシコード協奏曲第五番BWV1056(ピノック、参照)。よい。■ブラームス:ピアノ・ソナタ第二番op.2(アラウ、参照)。ブラームスの若書き。栴檀は双葉より芳し。ブラームスは、若い頃から中身がいっぱい詰っている。■ニールセン交響曲第三番op.27「広がりの交響曲」(バーンスタイン NYPO 1973)。ニールセンは自分の最近の発見だ。何ともユニーク。新しい感受性への挑戦になっている。また、バーンスタインが素晴らしいのだよね。しかし、いまだ一流の作曲家を発見するということがあるのだな(もちろんニールセンはよく知られた作曲家で、あくまでも自分にとってという意味だけれど)。

図書館。市民公園で「戦争法案反対」みたいな集会をやっていた。参加者は50人くらいか。100人はいなかったように思う。
図書館から借りてきた、ピーター・フランクル&前原潤『幾何学の散歩道』にざっと目を通す。副題「離散・組合せ幾何入門」。あんまりないタイプの数学の本で、興味深かった。幾何は才能が必要だけれど(僕は才能がないけれど)、おもしろい。そして、格子点の数学は大切らしい。変ったのでは、「変形する」多面体が存在可能というのが不思議だった。「バナッハ・タルスキーのパラドックス」についても一章が割かれている。

幾何学の散歩道―離散・組合せ幾何入門

幾何学の散歩道―離散・組合せ幾何入門

西谷修『夜の鼓動にふれる』読了。副題「戦争論講義」。ダメという人もいるだろうが、わかりやすい。夏海公司『なれる!SE5 ステップ・バイ・ステップ?カスタマーエンジニア』読了(電子書籍版)。「なれる!SE」シリーズの五冊目。今回はちょっと密度が薄めだったかな。でももう感情移入しているので、続編というだけで読んでしまう。「CE」っていう仕事もあるのだな。続きも読みます。