ニーチェ『ツァラトゥストラかく語りき』(佐々木中訳)

晴。
つけ麺丸和にて昼食。丸和つけ麺830円。おいしい。
音楽を聴く。■バッハ:ハープシコード協奏曲第二番BWV1053(ピノック、参照)。ハープシコードの音がちょっと小さいのではないか。■ハイドン交響曲第八十二番(バーンスタイン NYPO 1962)。めっちゃ野蛮なハイドン。■ニールセン:交響曲第四番op.29「不滅」(バーンスタイン NYPO 1970)。これよかった!

フリードリヒ・W・ニーチェツァラトゥストラかく語りき』読了。佐々木中訳。猫に小判かと思ったが、やはり読んでよかった。訳は在来と比べて一新されている筈だ。手塚富雄訳と比較してみるとよい(「末人」がなくなっている!)が、怠惰でできない。簡単に云うと、手塚訳はしっとりとして抒情的であったのに対し、佐々木訳はリズミックで力強い。しかし、どうして佐々木中さんはツァラトゥストラを訳したのかねえ。我々には貴重な贈り物であるけれども。

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)

ツァラトゥストラかく語りき (河出文庫)


音楽を聴く。■ブラームス:三つの間奏曲集op.117(ジュリアス・カッチェン)。グールド以外の選択肢としてよいのではないか。ブラームスの間奏曲は弾き手を選ぶのだが、カッチェンは纏綿としていていい感じ。雰囲気がある。
Works for Solo Piano

Works for Solo Piano

シューベルト即興曲集op.90(アラウ、参照)。もちろん悪いことはないのだが、アラウはこの曲にあまり思い入れがないようだ。意外と無神経に弾いていて、楽しめない。op.142 の方が合っているという予想。この中では第三曲がいい。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第十三番op.27-1(ピリス、参照)。