笙野頼子『猫キャンパス荒神』

音楽を聴く。■テレマン:序曲へ長調TWV55-F11(ペイエ、コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュヘンセ、参照)。テレマンは今こそ聴かれるべきだな。■ベートーヴェン交響曲第一番op.21(ラトル)。格安 BOX。元気なベートーヴェン。アマゾンのレヴューで酷評が多いのだけれども、この曲の演奏を聴くかぎり、どう思っても水準以上だが。ベートーヴェンのせいか、皆きびしいね。それから、これ大好きな曲で、演奏は終楽章がいいと思う。躍動感に満ちている。

Beethoven Symphonies

Beethoven Symphonies

シューベルト:ドイツ舞曲D790(全12曲)(内田光子参照)。■フンメル:ピアノ四重奏曲op.posth.(スーザン・アレクサンダー=マックス他)。フォルテ・ピアノはおもちゃのようなペコペコした音だし、オリジナル楽器の弦はもっさりしている。とても魅力的だなどとは云えない。これなら、オーセンティック楽器の演奏がいかに「イデオロギー的に正義」でも、現代楽器による演奏にも意味があると思う。これがこの曲の「正しい」姿なら、忘れられても当然のことである。
Hummel: Cello Sonata, Piano Trios

Hummel: Cello Sonata, Piano Trios

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第二番op.19(アルゲリッチガブリエル・フムラ参照)。ルガーノ音楽祭にて。アルゲリッチはもう何をどのように演奏して下さってもいいと思う。ここでも、音楽をする喜びに満ち溢れている。名演とか、そういうことすらもう云いたくない感じだ。指揮のフムラはまったく知らないが、好サポート。


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図書館から借りてきた、笙野頼子『猫キャンパス荒神』読了。いやあ、何と悲惨な小説だ。しかし、無意識にビンビン響いてくる。まったく出たとこ勝負で、妄想全開、支離滅裂、文学に興味のない方は読まない方がいいと思う。それにしてもこの救いのなさこそ、現代ではあるまいか。

猫キャンパス荒神

猫キャンパス荒神


何だか windows7機がおかしい。家の他の PC では普通にネットに接続できるのに、これだけできない。Lubuntu の HDD ブートでやってみると接続するのだが、異様に遅かったりする。これがメイン機だから、困ったな。まさかとは思うが、ハードウェアの方の不具合だろうか。とりあえず今は、古い XP機の Lubuntu 上で Chromium を使っているところ。先日 Lubuntu を入れておいてよかった。充分使える。(AM1:30)
XP機の Lubuntu は充分使えるのだが、音楽を聴こうと思ったら蚊の鳴くような音しか出ない。解決法がなかなかわからず、正解にたどり着くまでに手間取ってしまった。詳細は Camera Obscura の方に書いておきました。(AM3:41)