晴。
母から借りた図書館の本、ねじめ正一『落合博満 変人の研究』読了。ウチは一家で中日ドラゴンズのファンで、もう「落合監督」と呼べないのが残念だ。もうひとつ残念なことに、今の高木守道監督の野球がつまらなくて仕方がない。落合氏が監督のときは、野球がスリリングでたまらなかったものだ。テレビの野球中継を見るのがじつに楽しかった。中日ファンで、落合監督が好かない人もいただろうが、熱狂的に惚れ込んでいる人も少なくなかった。落合はファンサービスをしないとかマスコミに散々書かれたが、勝つことが最大のファンサービスだし、だいたい、連日あの緊張感に満ちた試合を見せられて、悪口を言うファンなど多いはずがない。マスコミの報道とは別に、ファンはちゃんとわかっていたと思う。
本書は熱狂的な落合ファンの著者による、対談と落合語録をまとめたものだが、まあ力み反って読むようなものではない(笑)。ただ、著者と江夏豊との対談はすごい。何がすごいって、とにかく江夏がすごい。やはり不世出の天才。納得の対談だった。
- 作者: ねじめ正一
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/04
- メディア: 単行本
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