『荘子 第二冊』

まとまった雨。
荘子 第二冊』読了。外篇。孔子の全否定など、内篇に比べて過激であり、より自由を強調するが、却って自由を失っているようでもある。仏教で、意識の変容状態に固執することを、これも幻想に囚われているとして否定するのに似ているか。しかし、第十七秋水篇は一種叙情的とも云える文章で、これは読ませる。湯川秀樹先生の「知魚楽」はこれが出典なんだ。

荘子 第2冊 外篇 (岩波文庫 青 206-2)

荘子 第2冊 外篇 (岩波文庫 青 206-2)