晴。
吉見俊哉『都市のドラマトゥルギー』読了。やけに生硬な表現が目立つと思ったら、博士論文に手を入れたものだとあって納得。戦前の浅草や銀座についての記述にはあまり興味を惹かれなかったが、戦後の新宿や渋谷の話は同時代的な関心もあって面白かった。しかしまた「東京」かね。東京について書かれた本が多すぎる。日本=東京とでも思っているのか。田舎でこんなのを飽きずに読んでいる、自分も自分だが。
- 作者: 吉見俊哉
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2008/12/04
- メディア: 文庫
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