一般相対性理論を学んでみる

広江克彦の『趣味で相対論』とディラックの『一般相対性理論』を精読する。かたや泥臭いまでに丁寧であり、かたや最小限度にシンプルと、対照的な両者だが、それゆえに併読すると効果的だ。
 さて、一般相対性理論というのは、究極的には二つの方程式に帰着する。ひとつは「測地線の方程式」、すなわち
   
であり、もうひとつは「重力場の方程式」あるいは「アインシュタイン方程式」で、これは
   
である。

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青山七恵『窓の灯』

曇。寒い。夜雨。
朝から、下の一般相対性理論についてのエントリーをしこしこ書く。昨晩は物理書にハマッていて、夜更しだった。『趣味で相対論』が面白いのだもの。
青山七恵『窓の灯(あかり)』読了。表題作も、芥川賞を取った『ひとり日和』も性格の悪い(?)女の話で、このままではそのうち行き詰まりそうである。性格の悪い女の話に鉱脈を掘り当てるか、でなければ他の題材を取り入れるかであろう。まあ、そんなのは余計なお世話でしょうな。何、センスがいい? さもありましょうが、自分には関係のないことですので。

窓の灯 (河出文庫 あ 17-1)

窓の灯 (河出文庫 あ 17-1)