曇。
12時間くらい寝た。さらに睡眠の後始末は大変なのだけれど、心が軽くなったのはラク。もう布団から出たくないのは廃人ですね。寂滅したい。
ロザリン・テューレックの弾く、バッハの平均律クラヴィーア曲集第二巻第十五番(BWV884)〜第二十四番(BWV893)を聴く。
- アーティスト: Rosalyn Tureck
- 出版社/メーカー: Deutsche Grammophon
- 発売日: 2015/10/06
- メディア: CD
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夕方、図書館。外を歩いていると、いまの自分が「室内で、PC を前に座っている」というのに最適化されているのを感じる。色んな意見があると思うけれど、自分は自分がそれでいいとはちっとも思わない。外へ出て、もっと無意識を涵養しないといけないと思う。いや、いま外は寒いですけれどね(笑)。
図書館から借りてきた、高橋源一郎『動物記』読了。短篇集。すべて(ではないか)動物を扱ったという点では共通しているが、かなり多様な小説たちから成っている。冗談みたいな、軽くてポップなものもあれば、フィクションなのか疑われる、深刻なものもあった。けれども、底流しているものは似ているような気もする。「現代」を直接描いたような小説はないが、それでもここにあるのは現実、それもほとんど絶望的な現実なのだと思う。もはや、「現代」はこんな形で描くしかないのではないか、そんな気もする。いや、そんなに深刻に受け取る必要はないんじゃないかと、言われるかも知れない。そうかも知れない。ただ、本書では自分には二篇、読んでいて泣けてきたものがあったことは記しておこう。別に高橋源一郎の小説に「泣き」を期待する筈もなくて、たんに自分がセンチメンタルであるからかも知れない。どうでもよい。
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2015/04/09
- メディア: 単行本
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細野晴臣の新譜『Vu Jà Dé』を聴く。
カバー曲を入れたディスクと、オリジナル・アルバムの二枚のディスクから成っている。順番どおり、今日はカバー曲を入れた方を聴いた。いや、マジカッコいいですね。思わず全曲を繰り返して聴いてしまった。自分はポピュラー音楽は知らないので、これらカバー曲たちも一曲も聴いたことがなかったが、変な話だけれど、クラシック音楽にまったく聴き劣りしない。別に、クラシック音楽に比してポピュラー音楽を低く見ているとかまったくないつもりだけれど、とにかく本当にすばらしかった。たぶんこれからもポピュラー音楽を本格的に聴くことはないような気がするけれども、このディスクをこれから何回も聴くことは確実だと思う。いやー、オリジナル・アルバムの方を聴くのが楽しみになってきた。
- アーティスト: 細野晴臣
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2017/11/08
- メディア: CD
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