2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

岐阜県美術館へ/藤森照信『天下無双の建築学入門』

晴。 多少の時間の余裕があったので、岐阜県美術館の「ストラスブール美術館所蔵 語りかける風景」展を観てくる。感想は日録に書いた。たまに絵を観にいくと、何でも面白く感じるのだった。所蔵品展の方は、芳翠がたくさん出ていて、見ていないものもかなり…

三浦哲郎『愁月記』

晴。 三浦哲郎『愁月記』読了。著者の本は初めて読む。本書は一種の私小説だと云えるが、こんなにいいものだとは思っていなかった。陳腐な言い方だけれども、重い話を、しみじみと読ませる。実際、小説の技術も上手いのに、坦々とした真実味を感じさせて、そ…

三中信宏『進化思考の世界』

曇時々雨。 プール。体がなまりきっていて、筋肉痛。 カルコス。 三中信宏『進化思考の世界』読了。すごい知的膂力を感じる。こちらは素人っぽく、系統樹思考というのは包含関係のみで書かれたベン図と同型だと誤解していたので、系統樹思考は分類思考を含ん…

グィッチャルディーニ『リコルディ』

日曜日。曇。ぱらぱらと降る。 妹一家、半日来る。 F・グィッチャルディーニ『リコルディ』読了。著者は十六世紀、フィレンツェの人。乱世の権謀術数の中で書き溜めた、子孫への覚書きが本書である。非常に覚めた目で人間を見ており、同時代人であるマキア…

マルクス『ゴータ綱領批判』/阿満利麿『親鸞からの手紙』

晴。 先日ヤナギヤから替ったバロー北一色店で、豚ミンチを買ったのだが、これがひどい肉で、相当の香辛料を使って調理しても臭いの抜けないようなものだった。市民会館の近くのターゲット(バローと同じ系列)でも以前、ササミが置いてなかったり等々、バロ…

ベルクソン『創造的進化』

晴。 アンリ・ベルクソン『創造的進化』読了。新訳。学生の頃、岩波文庫版で読んだのとだいぶ印象が違った。この訳は透明だが、文章が無味乾燥すぎないか。蒸留水を飲んでいるみたいで、味も素っ気もない。創造的進化 (ちくま学芸文庫)作者: アンリ・ベルク…

中日ドラゴンズ、リーグ優勝!

いや、よく優勝しました。ファンとしては嬉しいです。しかし、こう云ってはいけないかも知れないが、よくこのメンバーで優勝できたな、と。細心のベンチ・ワークの賜とも云えるだろうな。やっぱり、リーグ優勝がいちばん楽しいね。 それにしても、日本のプロ…