三中信宏『進化思考の世界』

曇時々雨。
プール。体がなまりきっていて、筋肉痛。
カルコス。
三中信宏『進化思考の世界』読了。すごい知的膂力を感じる。こちらは素人っぽく、系統樹思考というのは包含関係のみで書かれたベン図と同型だと誤解していたので、系統樹思考は分類思考を含んでいる(分類は階層化が一段だけの系統樹という意味で)のではないのかしらん、などと思ってしまっていました。そういうことではないのだな。「祖先」という、摩訶不思議なものがあるというわけだ。実際、本書を読んでいくと、「祖先」というもののわけが分らなくなってくる。自分の祖父くらいだと問題ないのだが、猿だの何だのと言い出すとね。「系統樹」と「分岐図」の違いなどというのも、デリケートだ。

進化思考の世界 ヒトは森羅万象をどう体系化するか (NHKブックス)

進化思考の世界 ヒトは森羅万象をどう体系化するか (NHKブックス)