晴。
散髪。さっぱりした。
いい天気だな。
井筒先生のエラノス講演集落掌。結局買ってしまった笑。
東洋哲学の構造――エラノス会議講演集 (井筒俊彦英文著作翻訳コレクション)
- 作者:井筒 俊彦
- 発売日: 2019/03/23
- メディア: 単行本
昼から肉屋。
図書館。市民公園、新境川堤あたりを散歩。
桜はもうかなり咲いていた。あと四、五日で満開なくらい。
矢川澄子を読む。
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夜。
いつものごとくブログ「本はねころんで」を拝読していたところ、濱田滋郎さんの亡くなられたことを知った。わたしは濱田さんのことはほとんど知らないが、ただ大昔まだ『レコード芸術』誌を読んでいた頃、この人はちょっとちがうなという感じでその言葉を信頼していたのを思い出す。「本はねころんで」さんは「中南米音楽の権威」と書いておられるが、わたしの知っているところではスペイン音楽に大変お詳しいという印象であった。「印象」というくらいだから、いいかげんなものである。ただ、わたしはいまに至るまでスペイン音楽はあまり知らず、当時雑誌で気に留めていた発言は、極ふつう(?)の、ベートーヴェンとかモーツァルトとか、ショパンとかブラームスとかのそれであった。偉ぶるところのまったくない文章で、貶すことはまずされず、基本的に肯定的な文章ばかりであったと覚えている。記憶のよい若い頃に読んだものだからいまでもいろいろ思い出されるのであって、雑誌のショパン特集みたいな企画でマイナーなショパンの室内楽を取り上げておられたり、ピアニストの内田光子さんへのインタビューで昔の音のよくない頃の大家の録音の話で盛り上がったり、これもピアニストのゲルバーへのインタビューで、ブラームスの(ピアノ協奏曲)第一番、第二番でどっちが好きか、いややっぱり一番だよねとか、そんなのがいまでも頭に浮かんでくる。それから、アラウ最晩年のモーツァルト録音の一枚に、めずらしく否定的なことを書かれたりとか。いや、これらの記憶が、どこまで正しいのか自信がないけれども。
86歳で亡くなられたというから、わたしの読んでいた頃、濱田さんはまだ50代か、60代の始めくらいだったのかな。随分前のことだ。合掌。
そうそう、思い出した、これは書いておこう。わたしはシューマンのヴァイオリン・ソナタ第一番 op.105 が好きだが、これはクレーメルとアルゲリッチの録音で刷り込まれたからである。このディスクは濱田滋郎さんの印象的な文章で知ったのだった。その文章の細部がちょっと思い出せないのだが、確か、録音を聴く前にクレーメルとアルゲリッチの名前を見てハッとしたとかいうようなものだった。ちなみに、この演奏はシャープかつファンタジックで、まさにこの曲にふさわしい。
- アーティスト:アルゲリッチ(マルタ)
- 発売日: 2015/06/03
- メディア: CD
『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』第6話まで見る。