曇。
NML で音楽を聴く。■バッハの「音楽の捧げもの」 BWV1079 ~ Trio: Largo - Allegro - Andante - Allegro (NML、CD)。■武満徹の「夢の時」で、指揮は山田和樹、日本フィルハーモニー交響楽団(NML、CD)。いいな。武満以外も聴いてみたい指揮者だ。■ナタン・ミルシテイン(1904-1992)の「パガニーニアーナ」で、ヴァイオリンは周防亮介(NML)。
- アーティスト:周防亮介(Vn)
- 発売日: 2017/11/22
- メディア: CD
■バッハの無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第一番 BWV1001 で、ヴァイオリンは土田越子(NML)。よいな。
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番、パルティータ第2番、第3番
- アーティスト:土田越子(Vn)
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: CD
- アーティスト:鈴木秀美(指揮)オーケストラ・ニッポニカ
- 発売日: 2018/05/23
- メディア: CD
雨。
■芥川也寸志の「交響三章」で、指揮は鈴木秀美、オーケストラ・ニッポニカ(NML)。芥川つまらないなあと思って聴いていくと、じわじわおもしろくなってきて、どこがつまらないのだとなる。ほんとに我々が捨ててきたもの。■シューベルトのアルペジオーネ・ソナタ D821 で、ヴィオラはオレフ・クルイサ、ピアノはバリー・スナイダー(NML)。よかった。この曲はふつうはチェロによって弾かれるが、ここではヴィオラによる演奏である。現代においてシューベルトほど演奏するのにむずかしい音楽はないが(もちろん技術的にという意味ではない)、ここでは聴けるだけの深さをもった演奏になっていて、それだけで稀である。現代においてシューベルトがむずかしいのは、たぶんシューベルトがもっとも死に近い音楽だからであろう。NML でもシューベルトの録音は非常に多いが、個人的には聴くのはむずかしい。
- アーティスト:オレグ・クリサ,バリー・スナイダー
- 発売日: 2018/06/27
- メディア: CD
ミスタードーナツ イオンモール各務原ショップ。エンゼルクリーム+ブレンドコーヒー408円。ひさしぶりのイオンモール各務原。コロナ意識が完全にたるんでいますね。たぶん、ここのイオンモールが岐阜県でいちばん人出の多い場所だと思う。さすがにフードコートは以前ほど人がいなかった。ミスドは持ち帰りの客で結構賑わっていました。
立花隆の武満本の続き。第二部はスタイルがちがって、武満の生涯を時系列で追うのではなく、関連する話題をまとめてインタビューそのものに語らせる形式になっている。これはこれでおもしろい。武満さんのブラームス、ロマン派発見とか、特に興味深かった。ブラームスは極めて保守的だと見做されることの多い作曲家だが、シェーンベルクにも「進歩主義者ブラームス」という論文があるくらいで、なかなか簡単ではない。ま、わたしなんかは極めて素朴に聴いているだけだが、いまの作曲家でも調性を使ってエモーショナルに書くとブラームスにならないように書くのはむずかしいといわれるくらいらしい。グレン・グールドも、作曲するとブラームスになっちゃうと書いていた筈。武満さんはブラームスはどうなのだろうとわたしは個人的に思っていたので、やはり武満さんは奥が深いなとあらためて思った。
武満さんはロックやジャズ、歌謡曲にもすごく詳しかったそうで、実際ロックやジャズ関係の友達も多かったらしい。個人的な場所では武満さん自身がピアノを弾いてジャズを歌ったりしたそうで、またそれが素朴ながらじつによかったそうである。武満さんは若い頃、ジャズ・ピアノのアルバイトをやっていたしね。