こともなし

午前四時頃、いったん目覚める。目の前が小さく解放されてのち、また朝まで眠る。
晴。

何もせずごろごろする。少しきつい。

スーパー。外はすごくいい天気で、運転していて気が晴れる。

昼食は焼きそば。


愛知県のイオンモール扶桑へ。行きはいちょう通りから江南関線経由で。いちょう通りはいちょうが色づく前に、葉を落とす作業が進んでいた。かつてはいちょうが見事に色づいたものだったが、落ち葉に苦情が出たのであろう、この時期に業者が葉を落とすようになった。
 ミスタードーナツ イオンモール扶桑ショップ。フレンチクルーラーブレンドコーヒー396円。『永遠のピアノ』の続き。惹き込まれて一時間は読んでいた。けれどもわたしの能力では本書について書けない。毛沢東が死に、収容所から出られて、シャオメイはアメリカへ渡る。たまたまディズニーランドへ連れていかれて、疲れ果てたシャオメイはいう。「確かに再教育収容所は辛かったけれど、そこでは少なくともこんな精神的拷問を受けることはなかったわ」これもまたひとつの真実であろう。しかし他方で、すばらしき自由の国であるアメリカでは、得難い師も見つかるわけだが。

 
帰りにフラワーパーク江南に寄り、しばし散歩。世界は美しすぎ、カメラには入らない。
















ついでに図書館に寄る。

小澤征爾村上春樹との大対談『小澤征爾さんと、音楽について話をする』を読み始める。これは飛んでもない本。おもしろすぎて、一気に280ページも読んでしまった(全体の三分の二くらい)。小澤征爾はわたしの指揮者だと思っているので飛んでもないのは全然驚かないのだが、村上春樹がすごすぎる。音楽の素人でも、小澤征爾に感心されるほどクラシック音楽を深く理解することが可能なのだなあと。正直言って、自分が大して音楽を聴けていないことにちょっとがっくりきてしまった。まあ、雑魚キャラの自分と比較するのはもちろん無茶なのだが、さすがに世界的小説家というべきか。なお、この大対談が成立したのは偶然みたいなもので、もともとは小澤さんの娘さんと村上春樹が親しかったことがきっかけらしい。やっぱり、超一流はちがうな。